信頼される話し方を身につける|「この人なら!」と思われる声と聞き方の習慣

Book

信頼される話し方は、生まれつきの才能ではありません。声の出し方や聞く姿勢を少し意識するだけで、「この人なら安心して話せる」と感じてもらえるようになります。

私自身、この本を読んで印象的だったのは、「話し上手」よりも「聞き上手」であることが信頼につながるという考え方でした。今回は、『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』から、今日から実践できるポイントを紹介します。

スポンサーリンク

信頼される話し方は「聞き方」で決まる

多くの人は「どう話せば伝わるか」に意識を向けます。しかし、相手が本当に求めているのは「自分の話をちゃんと聞いてもらえた」という安心感です。

本書では、聞き方の基本として次の5つが紹介されています。

では「聞き方」は具体的にどうすれば良いのかというと、まず次の5つのポイントがある。 ❶ 相手に関心・興味を持つ ❷ 質問をする ❸ 相槌とリアクションをする ❹ 受け止める ❺ 表情に出す
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

どれも特別なテクニックではありません。しかし、この5つを意識するだけで、会話の雰囲気は驚くほど変わります。

「話す技術」よりも「聞く姿勢」が、信頼関係を築く土台になるのです。

スポンサーリンク

信頼される話し方には「肯定」が欠かせない

人は、自分の気持ちを理解してもらえたと感じた瞬間に心を開きます。

本書では、そのきっかけになるのが「はい」「そうです」「そうなんです」といった肯定の言葉だと説明されています。

どの返答にも、相手が「はい(イエス)」または「そうです」「そうなんです」という【肯定の言葉】を使っているということ。  人は自分の気持ちを言い当てられたり、代弁してもらえたりしたときに「はい」または「そうです」「そうなんです」と言う。  そして、「はい」「そうです」「そうなんです」と【肯定の言葉】を何度も言うことで、相手に対して「この人は私の気持ちをわかってくれる人だな」「感覚が似ているな」と思い始め、次第に相手に対して「共感」を覚える。
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

相手の気持ちを代弁したり、言葉を補ったりすることで、「分かってもらえた」という感覚が生まれます。

会話では、正しい答えを返すことよりも、まず相手の感情を理解しようとする姿勢が重要です。

スポンサーリンク

感情を受け止めるオウム返しを使う

単純なオウム返しではなく、「感情」を繰り返すことも大切だと紹介されています。

「お辛かったのですね」「それは嬉しいですね!」  愛のある「オウム返し」で感情を共有する 〔声のポイント〕 ・辛い気持ちに寄り添う……少し間を置いてから、低めのトーンでゆっくり ・怒りの気持ちに寄り添う… 間をあけずに、高めのトーンでやや早口 ・嬉しい気持ちに寄り添う…高めのトーンで抑揚の高低差を大きくつける
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

同じ言葉でも、声の高さやテンポによって伝わり方は大きく変わります。

相手の感情に合わせた話し方ができると、「ちゃんと気持ちを理解してくれている」と感じてもらいやすくなります。

スポンサーリンク

信頼される話し方は最後まで聞くことから始まる

意見が違うと、途中で反論したくなることがあります。

しかし、本書では「最後まで聞く覚悟」が大切だと述べています。

人の話を「聞く」行為は、たとえ違う意見だとしても「最後まで聞き、受け止める」覚悟を持って聞かないといけないのである。
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

さらに、次の姿勢も印象的でした。

とにかく話はまず聞く。最後まで聞いて一旦「君の意見はそうなんだね。ありがとう」と受け止める。ここから自分の意見を言うターンとなる。ただし、それは相手の意見を打ちまかそうというのではなく、自分の意見を述べるだけだ。
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

相手を論破するのではなく、まず受け止める。

この姿勢だけでも、人間関係のストレスは大きく減ると感じました。

スポンサーリンク

信頼される話し方を支える「声」の作り方

話し方は言葉だけではありません。声そのものも、信頼感を左右します。

本書では、力まず自然に響く声を出すことが重要だと説明されています。

いかに、いつもリラックスして身体を緩めて声を発し、共鳴させることができるかが大事で、これさえクリアすれば、声に響きと艶が出て、自分の耳で聴いても心地良く感じられるようになる。
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

さらに、信頼感を与える話し方についても具体的です。

低くて大きな声であっても、話すテンポが早いと威圧感を与えてしまう。  そこで「信頼感」を一番与えるのは、「大きくて低めの声で、かつゆっくりとした話し方」
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

そして、自信があるように聞こえる声には理由があります。

本当の意味での自信のある声は、聴きやすく、落ち着いており、かつ、芯がしっかりしている。  この「芯」がしっかりしている声というのは、上半身に無駄な力が入っておらず、「丹田(おへその辺り)」に重心を置いて声を出している、いわゆる「腹式発声」ができているときの状態だ。「芯」があると、声が安定し、ブレがないため、「自信」があるように感じられる。
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

話すスピードを少し落とすだけでも、相手に与える印象は大きく変わります。

スポンサーリンク

言語化の力も会話力を高める

会話で相手に共感するには、自分の言葉で感情を表現する力も必要です。

本書では、次の一冊も紹介されています。

『「うまく言葉にできない」がなくなる言語化大全』(山口拓朗著、ダイヤモンド社)は、非常に再現性の高い内容で、チャットGPTを使ったワークなども載っているのでぜひ読んでみて欲しい。
引用:『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』下間都代子著

聞く力と言葉にする力は、どちらか一方ではなく両方を磨くことで、より良いコミュニケーションにつながるのでしょう。

スポンサーリンク

まとめ

信頼される話し方とは、流暢に話すことでも、説得力のある言葉を並べることでもありません。

相手に関心を持ち、最後まで話を聞き、感情を受け止め、落ち着いた声で話す。

一つひとつは小さな行動ですが、その積み重ねが「この人なら信頼できる」という印象を作ります。

今日からまずは、相手の話を最後まで聞き、ゆっくりとした声で返事をすることから始めてみてはいかがでしょうか。

コメント