メンタルが強い人は、生まれつき心が強いわけではありません。考え方や行動を工夫し、感情との付き合い方を身につけています。
『ラファエル式無敵のメンタル』では、人気YouTuber・実業家のラファエル氏が、ストレスを最小限に抑えながら成果を出し続けるための思考法を紹介しています。
本記事では、印象に残った内容をもとに、「感情に振り回されない考え方」「人間関係のストレスを減らす方法」「メンタルを回復させる習慣」について解説します。
感情ではなく、他人事のように問題を見る
悩みが大きくなる原因の一つは、自分の感情に飲み込まれてしまうことです。
本書では、問題を客観視する重要性が語られています。
自分のメンタルを弱めるような問題に対しては、まるで他人事のように冷静に考えれば、問題解決の糸口が見えてくるはずです。つねにそうしたトレーニングを念頭に置いてみませんか?
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
「もし友人が同じ悩みを相談してきたらどう答えるだろう」と考えるだけでも、冷静な判断ができるようになります。
感情ではなく事実を見る習慣が、メンタルを安定させる第一歩です。
すべての依頼を引き受けない
頼まれごとを断れず、自分を追い込んでしまう人は少なくありません。
本書では、依頼を受ける前に損得を考えることを勧めています。
依頼が自分にとってプラスになるのかマイナスなのか考えましょう。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
時間や体力は有限です。
「いい人」でいることよりも、自分にとって価値のある選択を積み重ねることが、長期的には良い結果につながります。
怒りの正体は劣等感である
怒りは突然生まれるものではありません。
その裏側には、傷ついた感情が隠れていることがあります。
みじめ、恥ずかしい、情けないという劣等感が、怒りの感情にすり替わるのです。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
怒りを感じたときは、「本当は何が傷ついたのか」を考えることが大切です。
感情の原因を理解することで、不要な衝突を避けられるようになります。
否定されたのではなく、最善の選択だったと考える
仕事でも人間関係でも、自分の提案が採用されないことはあります。
そんなとき、本書では次のような考え方を紹介しています。
思うようにいかなかった場合は、自分が否定されたのではなく、現場の最善の選択肢が採用されたと思いましょう。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
結果と人格は別物です。
一度の失敗を自己否定につなげないことが、継続して挑戦する力になります。
人間関係ではスルー力が武器になる
現代はSNSなどを通じて、多くの意見が目に入ります。
すべてに反応していては心が疲れてしまいます。
自分の意見を他人に押しつけがちな現代において、スルー力は重要なスキルだと思います。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
スルー力がない人間は、相手に対して感情的になったり、ネガティブな気持ちで落ち込んだりしやすいですが、スルー力があればいつも前向きな心の状態で落ち着いていられます。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
すべての批判に答える必要はありません。
反応しないことも、立派なメンタル術です。
作り笑いでもメンタルは回復する
精神状態は表情からも影響を受けます。
本書では、笑顔を意識的に作ることを勧めています。
額や眉の筋肉を動かさず、目をぱっちりと開いて、口の端からこめかみに伸びる頬の筋肉を手でぐっと持ち上げるだけ。この状態でキープしましょう。たまにシワが寄るくらい目をぎゅっと閉じて、「わははは」と笑い声を出して口角を上げるのも効果的です。いってみれば作り笑いをするのですが、この表情をすると人間は無意識のうちに幸福感や自己肯定感を得られ、弱ったメンタルが回復していきます。不思議なことに、顔に笑みを浮かべると、体全体の免疫力も高まるそうです。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
気分が乗らない日ほど、姿勢や表情を整えるだけでも心は少しずつ前向きになります。
メンタルの健康を最優先に考える
頑張ることは大切ですが、それ以上に重要なのが心の健康です。
我慢やこだわりも大事だけれど、いかにメンタルを健康に保つかはもっと重要です。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
無理を続けて燃え尽きるよりも、長く続けられる働き方や生活習慣を選ぶことが重要です。
漠然とした不安は「敵」に変える
不安は正体が分からないから大きく感じます。
本書では、あえて「仮想敵」を設定する考え方を紹介しています。
仮想する敵は具体的な人間だけでなく、「不安・不満に思う相手」であれば、すべてが対象です。目の前に立ちはだかるライバルや、自分の成功を邪魔する対抗勢力を想定します。頑張っても目標が達成できないのは「仮想敵のせいだ!」と考え、それを乗り越えるための練習や学習などの行動をスタートさせるのです。漠然とした不安が、乗り越えなければならない具体的な敵になるのですから、やる気も出ます。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
敵が明確になることで、取るべき行動も明確になります。
人格を切り替えることでストレスを減らす
仕事とプライベートを同じ自分で抱え込む必要はありません。
本書では、役割ごとに人格を切り替える考え方が紹介されています。
そもそも僕自身がYouTubeに出演しているとき、制作側に携わっているとき、違う事業に携わっているとき、プライベートなど、それぞれ違う人格で行動しているようなものですから、どれかにアンチなコメントをされても、気にならないのです。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
その立場を切り替えるのが僕のストレスフリーのやり方で、そして「周りの目や意見に振り回されない」方法でもあるのです。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
オンとオフを切り替えることで、一つの出来事を人生全体の評価だと受け止めなくなります。
運動は最強のメンタルケア
最後に紹介されているのが運動の重要性です。
運動を行うと脳の刺激が増えます。刺激は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感に伝えられます。特にリモートワークやオンライン学習が続いている昨今、日常的に刺激が足りなくなっていますよね。そんな人こそフィジカルトレーニングは実践してみるべきです。
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
医学的にも、運動はメンタルを安定させ、抑うつや不安障害、アルコール依存症など精神的トラブルの改善にも
引用:『ラファエル式無敵のメンタル』ラファエル著
難しいトレーニングでなくても、ウォーキングや軽い筋トレを習慣にするだけで、心身の健康維持につながります。
まとめ
『ラファエル式無敵のメンタル』は、「心を強くする」のではなく、「心が弱りにくい考え方」を身につけるための実践書です。
本書から学べるポイントは次のとおりです。
- 問題は他人事のように客観視する
- 依頼は自分にとってプラスか考えて受ける
- 怒りの原因は劣等感にある
- 結果を人格の否定と結びつけない
- スルー力を身につける
- 笑顔を作って心を整える
- メンタルの健康を最優先にする
- 不安を具体的な敵に変えて行動する
- 役割を切り替えてストレスを減らす
- 運動を習慣化する
どれも特別な才能は必要なく、今日から実践できるものばかりです。ストレスの多い現代だからこそ、「折れない心」ではなく「折れにくい仕組み」を作ることが、長く成果を出し続ける秘訣といえるでしょう。
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