時間は誰にでも平等に与えられています。しかし、同じ24時間でも成果を出す人とそうでない人がいるのはなぜでしょうか。
『レバレッジ時間術』で本田直之氏は、「時間を節約する」のではなく「時間に投資する」という考え方を提唱しています。忙しさに振り回されるのではなく、時間資産を増やすための考え方と実践法が詰まった一冊です。
この記事では、本書の重要なポイントをわかりやすく紹介します。
時間を削るだけでは豊かになれない
働く時間を短くすること自体は悪いことではありません。しかし、その前提となる「時間効率」が伴っていなければ意味がありません。
九時から五時までしか働かないと決めている人がいたとします。これが時間投資によってつくりあげたスタイルならいいのですが、時間効率を上げないまま、単に労働時間をカットしているだけなら、時間資産を増やすことはできません。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
重要なのは、短時間でも成果を出せる仕組みを作ることです。
「忙しい」は思考停止のサイン
本書では、「忙しい」という言葉を使わないことを勧めています。
問題なのは、「忙しい」=「これ以上は何もできない」と思い込んでしまうことです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
さらに、
つまり、効率化する努力を放棄して、勝手に自分の限界を引き下げてしまうわけです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
「忙しい」と感じたら、仕事量ではなくやり方を見直すタイミングなのかもしれません。
「詰まっている」と言い換える
感情ではなく事実として表現することも大切です。
もちろんスケジュールが詰まっているときもありますが、その際には「詰まっている」という表現に置き換える。「仕事が詰まっている」は事実を表しただけで、気持ちの発露ではありません。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
成果を生むのは「時間」ではなく「密度」
知識労働では、長時間働くこと自体に価値はありません。
知識労働に際限はありません。問われるのは時間ではなく成果。重要なのは、時間の長さではなく、その密度です。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
長く働くことではなく、限られた時間で成果を出すことを意識する必要があります。
時間投資とは「仕組み」を作ること
本書の核となる考え方が「仕組み化」です。
その核は、「仕組み」をつくるために時間を使うということです。短時間で効率的に同じだけの成果を上げるための仕組みをつくるために、一〇時間なり一五時間なり考えたり、方策を練ったりするわけです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
また、
「仕組み化」とは、別の言葉で言えば、再現性を持たせることです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
一度作った仕組みが何度も成果を生む状態を目指すことが重要です。
大切な予定は先に確保する
時間は余ったら使うものではありません。
重要なのは、やりたいこと・やるべきことのための時間を、あらかじめスケジュールから「天引き」してしまうことです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
勉強や運動、読書などは「時間があれば」ではなく、最初から予定に組み込むことが成功への近道です。
ゴールから逆算して行動する
日々の予定は目標から決まります。
今日何をすべきか、明日何をすべきかは、すべてゴールから逆算することで決まります。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
目先のタスクに追われるのではなく、目的から逆算することで行動に一貫性が生まれます。
時間の使い方を見える化する
無意識に失っている時間は想像以上にあります。
「不明時間」のほとんどは、大しておもしろくないと思いながらダラダラとテレビを見てしまった、ネットを見ていた、誰かと無駄話をしていた、うたた寝をしていた、などの非生産的な時間のはずです。そこに気がついて、そういう部分を有効に使わないといけないな、と意識するようになるだけでも、時間家計簿をつけた意味があります。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
まずは自分の時間の使い方を把握することから始めましょう。
制限時間を設けると集中力は高まる
締め切りは集中力を引き出します。
制限時間を意識して仕事をするのと、時間感覚を持たずにダラダラと仕事をするのとでは、集中力がまったく違うからです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
タイマーを活用するだけでも作業効率は大きく変わります。
完璧よりスピードを優先する仕事もある
すべてを100点で仕上げる必要はありません。
多少時間がかかっても一〇〇点満点の精度を求められる仕事なのか、それとも八〇点でいいから、スピードを重視すべき仕事なのか。この判断によって、処理はまったく違ってきます。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
仕事の性質に応じて、求める完成度を変えることも重要な時間術です。
昼寝を味方につける
短時間の昼寝は午後のパフォーマンス向上につながります。
昼食を食べたら、コーヒーを一杯飲んで、オフィスの席でも喫茶店でもいいので一五分だけ目をつぶる。会社勤めの人も、これを毎日の時間割の中に組み込むだけで、午後の時間効率が大きく変わってくるはずです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
週末の朝寝坊は逆効果
休日だからといって寝だめをするのはおすすめできません。
最大の問題は、朝寝坊によって体のリズムが壊れてしまうことです。一度壊れてしまった体のリズムは、すぐには元に戻りません。当然、月曜日は起きるのが辛くなり、一日中ボーッとしたまま過ごすことになります。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
生活リズムを維持することが、一週間全体の生産性向上につながります。
やらない仕事を決める
時間を増やすには、新しいことを始めるだけでは足りません。
する必要のまったくない仕事、時間の浪費である仕事を見つけ、捨てなければならない。すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考えればよい。何も起こらないが答えであるならば、その仕事はただちにやめるべきである。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
「やらないことリスト」を作ることも時間術の一つです。
他人の時間も大切にする
時間術は自分だけのものではありません。
他人の時間を尊重することも、大事な時間投資と言えるのです。
引用:『レバレッジ時間術』本田直之著
相手の時間を大切にする姿勢が、結果として自分の時間も守ることにつながります。
まとめ
『レバレッジ時間術』は、「時間を節約する本」ではありません。
時間を未来への投資として考え、仕組みを作り、成果を積み重ねるための考え方を教えてくれる一冊です。
今日から実践できるポイントは次の5つです。
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「忙しい」を口癖にしない
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時間ではなく成果を意識する
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仕組みづくりに時間を投資する
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ゴールから逆算して予定を立てる
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やらないことを決める
時間は誰にとっても有限です。だからこそ、限られた時間をどう使うかが、人生の質を大きく左右するのです。
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