【解決】WH-1000XM6が勝手にノイズキャンセリングモードになる問題の対処法

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SONY WH-1000XM6の素晴らしい音質とノイズキャンセリング機能を楽しんでいるユーザーの中で、「外音取り込みモードに設定したはずなのに、いつの間にかノイズキャンセリングモードに切り替わっている」という経験をされた方は多いのではないでしょうか。家族との会話や周囲の音を聞き取りたい場面で、この自動切り替えが思わぬ問題を引き起こすことがあります。本記事では、この問題の原因と具体的な解決方法について詳しく解説します。

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WH-1000XM6の優れた性能と気になる問題点

高品質な音響体験を提供するWH-1000XM6

SONY WH-1000XM6は、発売以来多くのユーザーから高い評価を受けているワイヤレスヘッドホンです。その理由は明確で、まず音質の素晴らしさが挙げられます。クリアで豊かな音響を実現し、音楽鑑賞はもちろん、動画視聴や通話においても申し分のない品質を提供します。

また、ノイズキャンセリング機能も十分に機能しており、電車内や飛行機内、カフェなどの騒がしい環境でも、外部の雑音を効果的に遮断してくれます。この機能により、集中して作業をしたい時や、静かな環境で音楽を楽しみたい時には非常に重宝します。

家族との生活で生じる問題

しかし、素晴らしい機能を持つWH-1000XM6にも、日常生活で使用する際に気になる問題があります。それが、外音取り込みモードに設定したにも関わらず、勝手にノイズキャンセリングモードに切り替わってしまう現象です。

家族などと同居している方にとって、この問題は決して小さなものではありません。外音取り込みモードにしているつもりでも、知らずのうちにノイズキャンセリングモードになっていると、家族からの声かけに気付けないということがよくあります。「お疲れ様」「ご飯できたよ」といった日常的な会話から、緊急時の呼びかけまで、重要なコミュニケーションを逃してしまう可能性があります。

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自動切り替えの原因:アダプティブサウンドコントロール機能

賢すぎる機能が引き起こす問題

この不可解な現象について調べてみると、WH-1000XM6に搭載されている「アダプティブサウンドコントロール」という機能が原因であることが判明しました。この機能は、使用者の環境や行動パターンを自動的に検知し、最適だと判断されるノイズキャンセリングモードや外音取り込みモードに自動で切り替えてくれる、非常に賢い機能です。

アダプティブサウンドコントロールは、GPSや加速度センサーなどの情報を活用して、ユーザーが「止まっている」「歩いている」「乗り物に乗っている」といった状況を判断します。そして、それぞれのシチュエーションに応じて、事前に設定された音響設定に自動的に変更してくれます。

便利な機能が裏目に出るケース

例えば、家にいる時は外音取り込みモードに設定し、電車に乗った時は自動的にノイズキャンセリングモードに切り替わるといった具合です。理論的には非常に便利な機能なのですが、実際の使用において、ユーザーの意図とは異なるタイミングで切り替わってしまうことがあります。

特に、家族がいる環境では常に外音取り込みモードで使用したいと考えるユーザーにとって、予期しない自動切り替えは大きなストレスとなります。音楽を聞きながら家事をしている時や、リモートワーク中に集中したい時など、様々な場面で意図しない切り替えが発生してしまいます。

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問題の解決方法:アダプティブサウンドコントロールの無効化

Sound Connectアプリでの設定変更手順

幸い、この問題は比較的簡単に解決することができます。SONYの公式アプリ「Sound Connect」(旧Headphones Connect)を使用して、アダプティブサウンドコントロール機能を無効化することで、自動切り替えを防ぐことができます。

手順1:Sound Connectアプリを開く まず、スマートフォンにインストールされているSound Connectアプリを起動します。アプリが最新版になっていることを確認してください。古いバージョンでは設定項目の場所が異なる場合があります。

手順2:「シーン」タブにアクセス アプリの下部にあるタブメニューから「シーン」をタップします。ここには、様々な使用シーンに関する設定項目が表示されます。

手順3:アダプティブサウンドコントロール設定画面へ 「シーン」画面の中から「アダプティブサウンドコントロール」の項目を見つけてタップします。この項目が、自動切り替え機能の設定を管理している部分です。

手順4:機能の無効化 「アダプティブサウンドコントロール」の設定画面で、機能をオフにします。通常、スイッチやトグルボタンが表示されているので、それをタップして無効化してください。

設定変更後の効果

この設定変更により、WH-1000XM6は自動的にモードを切り替えることがなくなります。ユーザーが手動で設定したノイズキャンセリングモードや外音取り込みモードが維持され、予期しない切り替えに悩まされることがなくなります。

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まとめ:快適なWH-1000XM6ライフを送るために

WH-1000XM6のアダプティブサウンドコントロール機能は、多くのユーザーにとって便利な機能である一方で、家族との生活や特定の使用環境において不便を感じる場合もあります。本記事で紹介した設定変更により、この問題は簡単に解決できます。

ユーザーの使用環境や好みに応じて、機能を有効にするか無効にするかを選択できるのは、SONYの配慮の表れでもあります。WH-1000XM6の優れた音質とノイズキャンセリング性能を、ストレスなく最大限に活用していただければと思います。

もし同様の問題で困っている方がいらっしゃいましたら、ぜひこの方法を試してみてください。きっと、より快適なヘッドホンライフを送ることができるはずです。

 

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