2019年に発売されたAirPods Pro(第1世代)から、待望の進化を遂げたAirPods Pro(第3世代)。音質やノイズキャンセリング性能の進化に注目が集まりがちですが、実は充電ケースの外観にも、使い勝手を大きく向上させる明確な違いが生まれています。
第1世代から第3世代への買い替えを検討している方のために、充電ケースの外観を様々な角度から徹底比較し、その進化のポイントを解説します。
1. 全体像の比較:形状はキープしつつ「機能穴」が追加
AirPods Proの充電ケースは、第1世代から第3世代になっても、基本的な横長の丸みを帯びた形状は維持されています。しかし、細部をよく見ると、第3世代には新たな機能に対応するためのパーツが追加され、外観上の大きな違いとなっています。
2. 【底面をチェック】スピーカーとポートの進化
ケースの底面を比較すると、デザインに最も明確な違いが見て取れます。
第1世代(左)
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中央に充電用のLightningポートが一つあるのみで、非常にシンプルです。
第3世代(右)
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中央の充電ポート(LightningまたはUSB-C)の両隣に、小さな穴が合計3つ追加されています。
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これらは、AirPods Pro(第3世代)が搭載する「正確な場所を見つける」機能(U1チップ対応)と連携したスピーカー穴です。ケースから音を鳴らすことができ、家の中で紛失した際にケースを探しやすくなりました。
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このスピーカー穴こそが、第1世代と第3世代のケースを見分ける最大のポイントの一つです。
3. 【側面・側面下部をチェック】ストラップループの追加
ケースの側面下部を比較すると、機能的な大きな違いがあります。
第1世代(左)
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ケースの側面は、完全にフラットでなめらかなデザインです。
第3世代(右)
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ケースの右側面に、ストラップループ用の金属製の穴が追加されています。
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この穴は、サードパーティ製のストラップなどを取り付けて、ケースをバッグやキーホルダーに簡単に装着できるようにするためのものです。これにより携帯性が格段に向上しています。
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このストラップループ穴の有無も、第1世代と第3世代の外観を見分ける上で重要な特徴となります。
4. 【背面・正面をチェック】ペアリングボタンとLED
ケースの背面と正面から見た場合、デザインに大きな変更点はありません。
背面
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ペアリングボタン(丸い金属のボタン): 第1世代も第3世代も、ケース背面の中心よりやや下側に配置されています。位置やデザインに大きな変化はありません。
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ヒンジ(蓋のつなぎ目): 形状や構造に大きな変更は見られず、統一感のあるデザインを維持しています。
正面
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インジケーターランプ(充電状態を示すLED): 第1世代も第3世代も、ケース中央の開口部(蓋の切り込み)の下、ケース本体の表面に配置されています。
正面・背面から見た場合、第1世代と第3世代は非常に似ており、ぱっと見での区別は難しいと言えます。
外観からわかる第3世代の進化ポイント
AirPods Pro(第1世代)からAirPods Pro(第3世代)へのケースの外観進化は、「紛失防止」と「携帯性」の向上に集約されています。
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紛失防止機能の強化: 底面のスピーカー穴の追加
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携帯性の向上: 側面のストラップループ穴の追加
充電ケースを見比べるだけで、第3世代が単なるマイナーアップデートではなく、日常使いでの利便性を高めるための実用的な進化を遂げていることが分かります。
もしお手元のケースの世代が分からなくなった場合は、底面や側面の穴の有無を確認することで、簡単に判別が可能です。
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