現代はモノも情報もあふれ、放っておくと自分にとって本当に必要なものが見えなくなってしまう時代です。SNSのキラキラした投稿や、テレビから流れるネガティブなニュースに振り回され、「自分はこれでいいんだ」という自己肯定感を失っていませんか?
ミニマリストしぶさんの著書『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』には、そんな「ムダな消耗」から抜け出し、自分自身の人生をデザインするための具体的な知恵が詰まっています。
今回は、本書から特に重要な「取捨選択の技術」をピックアップしてご紹介します。
迷いをなくす「選択のパラドックス」の解決法
私たちは「選択肢が多いほど幸せになれる」と考えがちですが、実際にはその逆であることが研究で示されています。
選択のパラドックスを解決する方法はズバリ「選択肢を3択まで絞る」 だ。 逆に、選択肢を4つ以上にしてしまうと迷いが生じやすくなる。
引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ著
いわゆる「ジャムの法則」でも、24種類のジャムより6種類のジャムを並べたほうが売上が10倍になったというデータがあります。選択肢を3つまでに絞る「松竹梅理論」を取り入れることで、脳のエネルギーをムダに消費せず、スムーズに決断を下せるようになります。
「増やす」より「セーブする」ほうが結果は出やすい
何かを変えようとするとき、私たちは「もっと稼ごう」「もっと頑張ろう」と足し算で考えがちです。しかし、まずは「支出や手間を減らす」ことのほうが、はるかにハードルが低く、即効性があります。
あまり指摘されないが、自分のリソース(お金・時間・エネルギー)を「増やす方向」に回すより先に「セーブする方向」に知恵を絞ったり、工夫を重ねるほうが簡単で結果が出やすい。
引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ著
生活水準をコンパクトに保つことができれば、無理に労働時間を切り売りする必要がなくなります。「生活を維持できないから辞められない」という呪縛から解き放たれるためには、まず「何もしない」という選択肢を自分に許し、余白を作ることが最優先なのです。
余白が最高のパフォーマンスを生む
「全力投球」が美徳とされることもありますが、変化の激しい現代では、あえて「余力」を残しておくことが重要です。
何事においても、1つのことに「全力投球」でフルコミットするのではなく、方向転換できるよう少しの余力を残しておく。変化の激しい時代には、余地を残して柔軟に対応できることが、結果として最高のパフォーマンスにつながる。
引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ著
また、スティーブ・ジョブズが「歩きながら会議」を好んだように、体を動かし、思考の余白を作ることは創造性を高めます。狭い家で家賃を抑え、その分外を歩く。そんなシンプルな習慣が、健康と新しいアイデアの両方をもたらしてくれます。
積み減らすことで「自在さ」を手に入れる
芸術家の岡本太郎さんは「人生は積み重ねではなく、積み減らすべきだ」と語りました。財産や知識を溜め込みすぎると、かえって身動きが取れなくなってしまいます。
他人の基準で選んだモノを手放し、自分が本当に熱狂できる「偏愛」にエネルギーを注ぐこと。そのために「何をしないか」を決めることが、自分らしい人生をデザインする第一歩になります。
まずは身の回りの小さな「不要」を手放すことから始めてみませんか?
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