伝説の相場師cis氏に学ぶ「順張り」の極意

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個人投資家として数千億円の資産を築き、文字通り「一人で市場を動かす」と言われる伝説のトレーダー・cis氏。彼の投資手法は、多くの投資家が陥りがちな「常識」を真っ向から否定するものです。

今回は、彼の著書から、不確実な相場を生き抜くための本質的な投資哲学を紐解きます。


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1. 「値動き」こそが唯一の正解である

投資の世界では「企業の本来の価値に対して株価が割安か」という視点が重視されがちです。しかし、cis氏はそのような主観的な予測を排除し、目の前の事実(=株価)に従うことの重要性を説いています。

企業の価値を株価が正しく反映していないと考えるよりも、株価こそが答えであり、世の中の総意として適正だとみなされている数字だと考えるほうが正しい。

引用:『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』cis著

株価が上がっているなら、それが市場の出した「正解」です。自分の分析が正しいと過信するのではなく、市場の総意に身を任せる柔軟さが勝利への第一歩となります。

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2. 徹底した「順張り」と「押し目買い」の否定

多くの人が「安く買って高く売る」ことを目指しますが、cis氏のスタイルは「高いものをさらに高く売る」という徹底した順張りです。初心者がやりがちな「下がったところで買う」押し目買いについても、厳しい視点を持っています。

押し目買いは、下がったところで買おうとするわけだから、逆張りの一種になる。  つまり、やってはいけない買い方のひとつ。

引用:『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』cis著

また、相場には慣性の法則が働くと彼は考えます。

上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる。

引用:『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』cis著

「まだ上がるだろう」という予測ではなく、「今上がっている」という事実に基づいて行動することが、リスクを抑える合理的な戦略となります。

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3. 勝率を捨てて「トータルの損益」を取る

投資で勝てない人の多くは「負け」を認めることができません。しかし、プロの世界で重要なのは、10回中何回勝つかという表面的な勝率ではなく、最終的にいくら手元に残るかという実利です。

重要なのは勝率ではなく、トータルの損益。そう考えられるかどうかが株で勝つための 鍵 となる。

引用:『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』cis著

「自分の予測が外れた」と認めた瞬間に素早く損切りを行い、利益が出ている局面では最大限に伸ばす。この損小利大の徹底こそが、彼を数千億円の資産家へと押し上げた根源的な思考法と言えるでしょう。


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まとめ

cis氏の投資哲学に共通しているのは、「自分の思い込みを排除し、市場の波に逆らわない」という冷徹なまでの客観性です。

「割安だから」「将来性があるから」といった自分勝手な理由を捨て、今まさに市場で起きている「優位性」に張ること。シンプルですが、これこそが最も難しく、かつ最も強力な勝ち筋なのです。

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