『朝のひらめき』は、「なんとなく不安が消えない」「頭の中で考えごとが止まらない」と感じている人に寄り添ってくれる一冊でした。
今回は、心に残った言葉を引用しながら、この本を読んで私が感じたことをご紹介します。難しい瞑想の本ではなく、毎日の考え方を少し変えるだけで気持ちが軽くなるヒントが詰まっていました。
『朝のひらめき』が教えてくれた「今」に戻る大切さ
最も印象に残ったのは、「今」に意識を向けるという考え方です。
瞑想は、意識的に「何もしない」という状態を作ることです。呼吸以外は何もしないのです。「息を吸って吐く」という行為は、生きている以上やめることはできません。つまり、呼吸(生きる)以外は何もしない、という状態に自分を置くのです。 今していることは呼吸のみ、つまり、自分の呼吸に意識を向けることで自然と「今」に意識が向かうようになります。 あるのは「今」だけ……。では、「今」に意識を向けることがなぜ至福につながるのでしょうか。 私たちが抱えている心配や不安や悩み事は、「今、ここ」で起きているわけではありません。過去を思い出しているときか、未来を想像しているときに起こります。どんなに「ついさっき」起こった現実の事実だとしても、目の前の「今、ここ」で繰り広げられてはいません、思い出しているのです。 瞑想によって「今」に意識が向いた結果、「目の前の今は何も問題が起きていない」ということに無意識のレベルで気づくのです。
引用:『朝のひらめき 夜のひらめき―――24時間瞑想的な生活』浅見 帆帆子著
普段の不安は、過去や未来に意識が向いているから生まれるという考え方は、とても納得できました。何か心配になったときこそ、まず呼吸に意識を向けるだけでも気持ちが落ち着くことを実感しました。
『朝のひらめき』が伝える心地よい毎日の作り方
本書では、自分をご機嫌にすることを大切にしています。
どんなふうに考えると楽しくなるか、楽になるか、面白く感じられるか、それを基準に自分が捉えかたを決めればいい(自分で決められる)のです。 そうやって自分の本音の通りに動き、それと同じ物事を引き寄せることが続くと、ますます心地良くなって、自分の気持ちが「楽しさ」や「ワクワク」に傾いている時間が一日の中で増えていきます。すると、ベースの「幸せ」の量が増えるので、結果的に瞑想的な生活に近づいていくのです。
引用:『朝のひらめき 夜のひらめき―――24時間瞑想的な生活』浅見 帆帆子著
「正しいかどうか」だけではなく、「自分が楽しく感じるか」という基準で物事を見てもいいのだと気づかされました。毎日を少しでも心地よく過ごす工夫が、結果として幸せにつながるという考え方は、すぐに取り入れたくなります。
心配よりも意識を向ける先を選ぶ
本書の後半では、心配との向き合い方も印象的でした。
「考える」=「意識を向ける」というのは、「そこにエネルギーを注ぐ」ということです。心配事に意識を向ければ、その心配事をますます育ててしまう(加速させる)ことになります。
引用:『朝のひらめき 夜のひらめき―――24時間瞑想的な生活』浅見 帆帆子著
ちょっとでも考えてしまったら、すぐに流す、流す、そして自分の好きなことをする、好きなことをすぐにできないときは、楽しいことを考えます。来週(来月)の楽しみな予定、未来の計画、最近大笑いしたこと、過去最高の思い出、好きな物や、今ハマっていることなど何でもいいので、考えて今より少しでも気が楽になることをすぐに思い浮かべます。
引用:『朝のひらめき 夜のひらめき―――24時間瞑想的な生活』浅見 帆帆子著
心配を完全になくすことは難しくても、意識を切り替えることはできるという考え方は、とても実践的でした。考え込む時間を減らし、楽しい予定や好きなことに意識を向けるだけでも、一日の過ごし方は変わっていきそうです。
まとめ
『朝のひらめき』は、瞑想のテクニックを学ぶというより、「毎日をどんな気持ちで過ごすか」を教えてくれる本でした。
不安や心配を抱えやすい人ほど、「今」に戻ることの大切さや、自分をご機嫌にすることの意味を感じられるはずです。
読み終えたあとには、呼吸を意識しながら、少しだけ肩の力を抜いて生活してみようと思える一冊でした。
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