スマートフォン技術の急速な進歩により、新しいiPhoneモデルが次々とリリースされています。
しかし、古い機種を使い続けている人も多いのではないでしょうか?
本記事では、2013年に発売されたiPhone 5sと、最新モデルのiPhone 15 Proを比較し、2024年現在でもiPhone 5sが使用可能かどうかを検討します。
1. スペック比較
まずは、両機種の主要なスペックを比較してみましょう。
特徴 |
iPhone 5s |
iPhone 15 Pro |
発売年 |
2013年 |
2023年 |
ディスプレイ |
4.0インチ Retina |
6.1インチ Super Retina XDR |
解像度 |
640 x 1136 ピクセル |
2556 x 1179 ピクセル |
プロセッサ |
A7 チップ |
A17 Pro チップ |
RAM |
1GB |
8GB |
ストレージ |
16GB/32GB/64GB |
128GB/256GB/512GB/1TB |
メインカメラ |
8MP |
48MP + 12MP + 12MP |
前面カメラ |
1.2MP |
12MP TrueDepth |
バッテリー容量 |
約1560mAh |
約3274mAh |
5G対応 |
非対応 |
対応 |
この比較表からも分かるように、10年の時を経て、iPhoneの性能は大幅に向上しています。
アプリの使用は厳しい
10年前の端末であるiPhone 5s。
アップデートもiOS 12でストップしていまっています。
そこでiPhoneで主に使うアプリを試してみました。
Yahooニュース
アプリのサポートは終了していますが、Safariからであればニュースを見ることができます。
画面の読み込みに少し時間はかかりますが、10年前のiPhone 5sでもまだ使えそうです。
YouTube
残念ながら、アプリは使えません。
こちらもSafariから見てみましょう。
読み込みに時間はかかりますが、ちゃんど動画が見れます!
全画面表示もできました。
しかし4インチだとちょっと物足りないですね。
Google Maps
スマホの普及によって地図を持ち歩かなくてよくなりました。
そんなiPhoneに必須といってもいいGoogle Maps。
これもアプリのサポートは終了しているのでは?と思いましたが、意外にアプリが使えました!
イヤホンジャックがある!
iPhone 5sのメリットを探してみると、もはや懐かしいイヤホンジャックがあることです。
有線イヤホンユーザーや、音楽プレイヤーとして使うならよさそうですね。
2. デザインと使用感
iPhone 5s
- コンパクトで軽量(重さ約112g)
- ホームボタンあり
- 片手で操作しやすい
久しぶりにiPhone 5sを持ってみると、とにかく軽くて小さい!
まるでおもちゃみたいな感じがしますが、中身はちゃんとiPhoneです。
iPhone 15 Pro
- 大画面で没入感のある体験(重さ約187g)
- Face IDによる顔認証
- ジェスチャー操作中心
iPhone 5sは小型で軽量なため、片手での操作が容易です。
一方、iPhone 15 Proは大画面で高解像度のディスプレイを搭載し、動画視聴やゲームなどのエンターテインメント体験が格段に向上しています。
3. カメラ性能
カメラ性能の進化は、両機種の最も大きな違いの一つです。
iPhone 5s
- 8MPメインカメラ
- 1.2MP前面カメラ
- 基本的な写真撮影と動画録画
iPhone 15 Pro
- トリプルレンズカメラシステム(メイン48MP + 望遠12MP + 超広角12MP)
- 光学3倍ズーム
- 12MP TrueDepth前面カメラ
- ProRAW、ProRes動画撮影
- ナイトモード、ポートレートモードなど多彩な撮影機能
iPhone 15 Proは、プロ級の写真や動画を撮影できる高性能カメラを搭載しています。
一方、iPhone 5sのカメラは基本的な撮影には対応していますが、現代の標準からすると機能は限定的です。
スペックを比較すると、10年でiPhoneがどれほどの進化を遂げたかが分かります。
4. パフォーマンスと処理速度
iPhone 5s
- A7チップ(64ビットプロセッサ)
- 1GB RAM
iPhone 15 Pro
- A17 Proチップ(5nm製造プロセス)
- 8GB RAM
処理速度とマルチタスク性能に関しては、iPhone 15 Proが圧倒的に優れています。
最新のアプリやゲームもスムーズに動作し、複数のアプリを同時に使用しても問題ありません。
一方、iPhone 5sは基本的な操作には対応できますが、最新のアプリや機能には対応していない可能性が高いです。
5. バッテリー性能
バッテリー容量は、iPhone 5sの約1560mAhに対し、iPhone 15 Proは約3274mAhと大幅に増加しています。
さらに、省電力設計の進化により、iPhone 15 Proは一日中使用しても余裕がある電池持ちを実現しています。
iPhone 5sは、使用状況にもよりますが、現在では一日持たない可能性が高いでしょう。
6. ソフトウェアとサポート状況
iPhone 5s
- iOS 12まで対応(2018年にサポート終了)
- セキュリティアップデートも終了
iPhone 15 Pro
- 最新のiOS 17に対応
- 今後5年以上のソフトウェアサポートが期待できる
ソフトウェアのサポート状況は、セキュリティと機能の両面で重要です。
iPhone 5sはすでにAppleの公式サポートが終了しているため、最新のセキュリティ対策や新機能を利用することができません。
7. 2024年でのiPhone 5sの使用可能性
2024年現在でiPhone 5sを使用することは技術的には可能ですが、以下の点で制限があります。
- セキュリティリスク:最新のセキュリティアップデートが適用されないため、潜在的な脆弱性にさらされる可能性があります。
- アプリの互換性:多くの最新アプリがiOS 12以降を要求するため、使用できるアプリが限られます。
- 性能の問題:最新のウェブサイトやアプリは、iPhone 5sのスペックでは快適に動作しない可能性があります。
- バッテリーの劣化:発売から10年以上経過しているため、バッテリーの性能が著しく低下している可能性が高いです。
- 通信規格の制限:5G非対応のため、最新の高速通信を利用できません。
まとめ
iPhone 5sは、発売当時は革新的な端末でしたが、2024年の標準からすると大きく見劣りします。
基本的な通話やメッセージングには使用可能ですが、最新のアプリやサービスを快適に利用することは難しいでしょう。
一方、iPhone 15 Proは最新技術を搭載し、高性能カメラ、高速プロセッサ、大容量バッテリーなど、あらゆる面で優れた性能を発揮します。
長期的な使用を考えると、セキュリティや機能面でのサポートが継続される最新モデルへのアップグレードを検討することをおすすめします。
技術の進歩は日進月歩です。使用目的や予算に応じて、自分に最適なスマートフォンを選ぶことが重要です。
iPhone 5sからiPhone 15 Proへの進化は、モバイル技術の驚異的な発展を物語っています。
次の10年で、私たちはどのような革新的なデバイスを手にすることになるのでしょうか。楽しみですね。
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