「伝える」を「伝わる」に変える情熱|高田明流・人生の切り拓き方

Book

テレビショッピングでおなじみの高田明さんが、その驚異的な「伝える力」の根底にある哲学を明かした一冊『伝えることから始めよう』。

本書には、単なるビジネススキルに留まらない、「今をどう生きるか」「いかにして相手の心に届けるか」という、私たちがより良く生きるためのヒントが詰まっています。今回は、本書のハイライトから、仕事や日々のコミュニケーションに活かせる考え方を紐解きます。

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1. 「伝える」と「伝わる」の決定的な違い

私たちが日々行っているコミュニケーションにおいて、最も陥りやすい罠は「言ったから大丈夫」という思い込みです。高田さんは、自身の経験からその違いを明確に説いています。

「伝える」と「伝わる」は違うんです。

引用:『伝えることから始めよう』高田 明著

お客さまに、伝わるべきことがしっかり伝わっていなければ、お客さまの心は動かないと思います。「伝えたつもり」で終わってしまったら、商品を買っていただくことはできない。それが、ラジオ・テレビショッピングを通して、私が一番学んだことでした。

引用:『伝えることから始めよう』高田 明著

相手に届いて初めて意味を成す。この「伝わる」という視点は、ビジネスの現場だけでなく、家族や友人との対話においても、最も大切にすべき姿勢と言えるでしょう。

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2. 「今」という瞬間に全力投球する

高田さんの哲学の核となっているのが「今を生きる」という姿勢です。過去の後悔や未来への不安に振り回されるのではなく、目の前の課題に没頭することの重要性を強調しています。

今を生きる。過去にとらわれない。未来に翻弄されない ──。

引用:『伝えることから始めよう』高田 明著

過去は変えられませんから。過去を悔やんで未来を悲観して生きていても仕方がないです。そんなことより、好きなことを一生懸命にやり続けていれば、今を生きていれば、人生は絶対に拓けるようになっている んですよ。

引用:『伝えることから始めよう』高田 明著

「一生懸命にやった失敗はない」と言い切るその言葉には、常にベストを尽くしてきた自負と、ポジティブなエネルギーが宿っています。

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3. 相手の立場に立つ「離見の見」

商品を売る際、高田さんは機能の説明ではなく、その商品が「生活をどう変えるか」を語ります。これは、徹底して相手の立場に立つことで見えてくる風景です。

モノを売る私たちは、その商品が、どんな人が、どんな生活シーンで使うことでより輝くのか、より需要が掘り起こせるのかということを、常に想像し考えてきました。

引用:『伝えることから始めよう』高田 明著

離見から、つまり、相手の立場になって考えることから始めてみる。離見の見で、相手に自分がどう見えているかに思いを馳せてみる。そうすれば、相手に対する思いやりが持てるようになる。

引用:『伝えることから始めよう』高田 明著

世阿弥の言葉である「離見の見(りけんのけん)」を引用しながら、自分を客観視し、相手に寄り添うことが、結果として平和な世界やより良い社会貢献に繋がっていくと説かれています。

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自分を更新し続ける喜び

高田明さんの言葉を辿っていくと、一貫しているのは「シンプルに、ポジティブに、そして一生懸命に」という姿勢です。

もうこれでいい、と思った瞬間に、その人の成長は止まってしまいます。自分を高めるという意識は、常に自分でしっかり持っていなければいけない。

引用:『伝えることから始めよう』高田 明著

現状に満足せず、常に「どうすればもっと伝わるか」「どうすれば喜んでもらえるか」を問い続けること。その積み重ねが、私たちの人生をより豊かで面白いものに変えてくれるのかもしれません。

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