紙の本か電子書籍か読書好きの悩ましい議題です。
今でも紙派の方は多いと思います。
筆者はAmazonユーザーということもあり、Amazonの電子書籍サービスのKindleを長年利用。
紙の本と比較した上でそれでも電子書籍がおすすめな理由を解説します。
電子書籍って買っても自分のモノにはならないんでしょ?
KindleはAmazonを介して閲覧するサービスなので万が一Amazonが倒産したりすると読めなくなる可能性があるのです。
しかしAmazonはアメリカの巨大企業なのでそうそうなくなることはないと考え、心配せず安心して利用しています。
電子書籍はやっぱり信用できない!と思うかもしれませんが、紙の本も火災などの災害で読めなくなるリスクはゼロではありません。
どちらも「万が一」のリスクがあるということを覚えておきましょう。
電子書籍端末
電子書籍を読むには当然ですが、端末が必要です。
手っ取り早いのが手持ちのスマホで始めること。
Kindleなどの電子書籍サービスのアプリをダウンロードするだけで始められます。
まずはお試しでやってみて、電子書籍での読書に慣れてきたら、もう少し画面の大きいKindle Paperwhiteなどの電子書籍端末を購入しましょう。
電子ペーパーで目に優しく、余計な機能がついていない読書専用端末です。
筆者はKindle Oasis、iPad mini、iPhoneの3端末を使い分けて読書しています。
電子書籍のメリット
電子書籍のメリットを解説します。
全部も10個もあり手持ちのスマホですぐに始められるのでぜひ試して見てください!
読みたいときにすぐ読める
紙の本は本屋さんに行ったり、ネット書店も便利ではありますが配送に時間がかかります。
電子書籍は基本的にダウンロードなので本を買ってすぐに読めるのがメリット。
外出先や旅行先でもすぐに読み始められます。
電子書籍はセールになると安くなる
本屋さんの紙の本は基本的に新品価格のままで古本屋などに行けば値引きで購入できると思います。
しかしお目当ての本が古本屋に置いてあるかもわからないため非効率です。
電子書籍の場合、ほしいものリストなどに入れておいてセールになったら買うということができます。
これだと安く買うのが目的になってしまうので、今すぐに解決したいことや、悩んでいることについての本は即決で買うようにしています。
何冊買ってもかさばらない
紙の本は1冊1冊が物理的に増えるとその分かさばります。
本棚に並べる楽しみもあると思いますが、増えすぎても掃除や引越しが大変です。
電子書籍はリーダーの端末が1台あれば数百冊、数千冊でも持ち出せます。
スクリーンショットで保存できる
本を読んでいて、「シェアしたい」「あとで見返したい」「読書ノートをつけたい」ということがあると思います。
紙の本も写真に撮ることができますが、周りに人がいて撮りづらかったり平らなテーブルに置いて撮影しないとキレイな状態で保存するのが難しいです。
電子書籍は読んでいるその場でスクリーンショットを撮るだけ。
かんたんでキレイに残しておけます。
マーカーを引いたところを一覧で見れる
本を読んでいて、重要なところにマーカーを引くという方もいらっしゃると思います。
あとから重要なところを復習するときに紙の本の場合はページをめくって確認しなければなりません。
電子書籍ならばマーカーを引いた箇所を一覧でリストにしてくれ、もっと読みたいときはタップするればそのページに飛ぶことができます。
設定で読みやすく
紙の本にはない電子書籍のメリットとして設定でフォントサイズや行間を変更できます。
デジタルデータゆえの特権で大きく4つありますので解説します。
フォントの変更
Kindleではフォントをゴシックまたは明朝に変更できます。
一部の画像データの書籍には対応していませんが文字データの本で変更可能。
紙の本は明朝のものが多い印象で文章で表現するのが難しいのですが文字が薄く見えるんですよね。
ゴシックに変更することで少し文字が太くなって読みやすくなります。
フォントサイズの変更
文字の大きさを変えられるのもメリットです。
iPhoneなどのスマホで読むときは画面が小さくてもフォントサイズを大きくし、iPadなどの大きい画面で読むときはフォントを紙の本と同じくらいか小さくしても快適。
デバイスによってフォントサイズを使い分けられます。
背景色の変更
ページの色が変えられるので目に優しく読書できます。
Kindleのアプリでは4色用意されていて、紙の本のような白、目に優しいベージュ、更に目に優しい黒背景に白文字などに設定できます。
見た目が変わると気分転換にもなりますので試してみましょう。
行間の変更
文字と文字の間隔も調整できます。
これも使うデバイスの画面の大きさによって読みやすさが変わると思いますので、お使いの環境に合わせて設定してみてください。
お風呂でも読める
紙の本をお風呂で読むという方もいると思います。
しかし紙は湿気でふやけてしまうので、そこで電子書籍の出番です。
防水仕様のデバイスの用意が必要ですが、湿気を気にせず読書できます。
端末に防水がついていなくても透明な保存容器に入れればお風呂に持ち込めるのでおすすめ。
保存容器に穴が空いていないか必ず確認してくださいね!
他にも防水仕様のイヤホンがあればオーディオブックで聞き読書ができます。
電子書籍のデメリット
デメリットは全部で5つ。
紙の本との比較をメインに1つずつ解説します。
読み終わっても売却できない
紙の本は読み終わったら古本屋などに売ることができますが、電子書籍はそれができません。
先述したとおり、電子書籍はセールなどで値引きになることがあるので売ることを前提に本を買うならばセール品を狙うのがいいでしょう。
紙の質感は当然ない
電子書籍に乗り換えない理由として紙の質感がいい!という方が多いと思います。
新品で本屋さんから買ってきた紙の本の匂いや1ページ1ページめくるワクワク感は確かに魅力的です。
電子書籍の携帯性や手軽さをとるか紙の質感をとるかご自身の重視する点と相談しましょう。
パラパラめくれない
お目当てのページを探すときなどは紙の本だとページをパラパラめくって高速に探せます。
その点、電子書籍はまだまだ発展途上。
1ページずつのページめくりもそこそこもたつきますし、グリッドビューである程度鳥の目のように俯瞰できますが、1ページが小さすぎて活字の本ではなかなか利用する機会がありません。
所有感がない
紙の本は本棚に置いて眺めたり、手にとってパラパラとめくったりと一覧性が強みです。
Kindle本の場合、万が一AmazonがなくなるとKindle本の利用権もなくなります。
電子データなので所有感がないのです。
以前このようなことがありました。
購入した本が実は昔Prime Readingで読んだことがあった……ということが複数回ありました。
このように無駄に買うことのないよう、Amazon側で以前利用したことがあるような表示をしてほしいところです。
スマホで読むと他の誘惑がある
電子書籍を始めるのに一番手っ取り早いのが、手持ちのスマホを使うことです。
しかしスマホだと電話やメールなどを始めSNSなどの通知があります。
他にもスマホはなんでもできてしまうので、読書中にあれをしなきゃと簡単に中断できてしまい、集中が途切れやすいです。
解決方法としてはやはり読書端末を用意すること。
iPadはもちろん、Kindleなどの専用端末があると誘惑がなくなるので読書に集中できます。
電子書籍初心者の方がいきなり端末を買うのはハードルが高いので、まずはスマホでの読書に慣れてから購入を検討してみてはいかがでしょうか?
一長一短だが電子書籍のメリットは大きい
電子書籍のメリットとデメリットを解説しました。
紙の質感がなかったりパラパラ読みが難しい点はありますが、それを補ってあまりあるほど1つの端末があればたくさんの本を持ち運べる携帯性、買ってすぐに読める手軽さがあります。
紙の本と電子書籍を使い分ける方もいらっしゃるので、まずは手持ちのスマホで電子書籍を始めてみてはいかがでしょうか?
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