35歳を過ぎると女性の生殖機能は徐々に変化し、仕事や家事に追われる日々の中で「授かりにくさ」を感じる方も少なくありません。しかし、中医学の知見を取り入れた「養生」を実践することで、体本来の力を引き出すことは可能です。今回は、峯村静恵氏の著書を参考に、忙しい現代女性が今すぐ見直すべき妊活のポイントを3つのステップで解説します。
1. 睡眠時間は「長さ」より「早さ」を重視する
妊活において最も重要なのは、体を修復しホルモンバランスを整える「睡眠」の質です。中医学では、夜の早い時間に休むことが生命力の源である「腎」を補う鍵と考えられています。
30 代なら 21 時、 40代は19時か、遅くとも20時に寝る。睡眠の長さではなく、就寝時間の早さが大切 です。
引用:『38歳でも妊娠力が高まる!最強の妊活』峯村 静恵著
23時から1時は「陰」がピークに達する時間帯であり、この時に深い眠りについていることが、翌日のエネルギー(陽)を生み出すために不可欠です。仕事や家事で忙しい世代ですが、まずは寝る時間を1時間早めることから始めてみましょう。
2. タンパク質負債を解消する食事法
現代の不妊に悩む女性の中には、パンや麺類といった炭水化物が中心になり、栄養が偏っている「新型栄養失調」の状態にある人が見受けられます。体を作る基礎となる栄養素を意識的に摂取することが必要です。
タンパク質不足による「タンパク質負債」は大きいと私は思っています。
引用:『38歳でも妊娠力が高まる!最強の妊活』峯村 静恵著
朝食がパンとコーヒーだけになっていないか、昼食がパスタだけで済んでいないか見直してみましょう。肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク質を毎食取り入れ、不足を感じる時は間食にちくわやかまぼこなどの「補食」を活用するのがおすすめです。
3. 仕事のストレスと「気」の消耗をコントロールする
責任ある立場を任されることが多い30代後半の女性にとって、仕事と妊活の両立は大きな課題です。中医学では、過度な労働やストレスは妊娠に必要なエネルギーである「気」を著しく消耗させると説いています。
仕事をしている女性は、責任感、プレッシャー、不安などさまざまなストレスが体に負担をかけます。 疲れは気をどんどん消耗させる、妊娠の大敵。
引用:『38歳でも妊娠力が高まる!最強の妊活』峯村 静恵著
「朝起きられない」「掃除が滞る」といったサインは、体が限界を迎えている証拠です。すべてを完璧にこなそうとせず、時には仕事を早めに切り上げたり、周囲の協力を得たりして、心身に「子どもを迎え入れる余力」を作ることが妊娠への近道となります。
結論
38歳からの妊活は、これまでの生活習慣を見直し、自分自身の体を慈しむ「養生」の期間でもあります。まずは「早く寝ること」「タンパク質を摂ること」から意識を変えてみてください。自分自身の体と向き合い、無理のない範囲で生活を整えていくことが、結果として妊娠しやすい体づくりへと繋がっていきます。
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