自分の意見で生きていこう|正解のない時代を自立して歩むための思考法

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現代社会は、インターネットの普及により誰もが発信できるようになった一方で、実は多くの人が他人の意見に「反応」しているだけの「1億総反応時代」に陥っています。ちきりん氏の著書『自分の意見で生きていこう』は、そんな時代において、他者の顔色をうかがわずに「自分の意見」を持ち、自立して生きることの重要性を説いた一冊です。本書から、自分らしく生きるためのヒントを探っていきましょう。


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1. 学校的価値観から脱却し「正解のない問題」に向き合う

私たちは長らく、すべての問いにはたった一つの正しい答えがあるという「学校的価値観」の中で過ごしてきました。しかし、人生の重要な決断において、万人に共通する正解など存在しません。

学校的価値観とは「あらゆる問題には正解があると思い込んでしまう価値観」

引用:『自分の意見で生きていこう』ちきりん著

専門家の意見を鵜呑みにしたり、誰か偉い人の言葉をそのまま自分の意見だと思い込んだりすることは、厳しい言い方をすれば「受け売り」や「洗脳」に過ぎません。自分自身の人生を歩むためには、調べればわかる「正解」を探すのではなく、自分のアタマで考え尽くして「意見」を形作ることが不可欠です。

「正解のある問題を解くには、正解が見つかるまで調べればいい」のにたいして、「正解のない問題を解くには、自分の意見をもつ必要があり、そのためには自分のアタマで考えなければならない」

引用:『自分の意見で生きていこう』ちきりん著


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2. 反応するだけの人から「意見」を持つ人へ

SNSを見渡すと、ニュースに対して「ひどい」「賛成」といった一言を添えるだけの投稿が溢れています。これは意見ではなく、単なる「反応」です。

実はネット上では、大半の人は意見など発信しておらず、単に誰かの意見に「反応」しているだけです。ネット上で意見を発信している人なんて、比率でいえば1割にも満たないのではないでしょうか。

引用:『自分の意見で生きていこう』ちきりん著

反応だけを繰り返していても、自分自身の価値観が磨かれることはありませんし、他者から見て魅力的な存在になることも難しいでしょう。リーダーシップの第一歩も、また自分の意見を持つことから始まります。未知の事態が起こる前に、日頃から「自分はどう考えるか」という訓練をしておくことが、自分を守る危機管理にも繋がるのです。


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3. 自己肯定感は「考え抜いた結論」から生まれる

自分の選択が正しかったのか不安になり、他人の承認を求めてしまうのは、自分の意見に自信が持てていないからです。自信とは、根拠のない強気ではなく、「考え尽くした」というプロセスから生まれます。

「しっかり考えた。考え尽くした」と思えれば、自然にその結論に自信が湧いてきます。「自分に自信をもてる人」になるためには、とにかくしっかり考えることが必要なのです。

引用:『自分の意見で生きていこう』ちきりん著

たとえ周囲の9割が異なる意見であっても、「自分はこれだ」と断言できるまで思考を深めること。たとえその結果、誰かにあきれられるような生き方になったとしても、自分自身が納得できていれば、それこそが幸せの本質なのです。

人生なんて誰からも褒められないどころか、「よくそんな生活ができるよね……」とあきれられるような生き方であっても、自分さえ楽しければそれでいいのです。

引用:『自分の意見で生きていこう』ちきりん著


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結論

自分の意見を持つことは、単なるコミュニケーションの技術ではなく、一人の大人として自立し、自分自身の人生を肯定するために不可欠な行為です。世の中の「正解」や他人の「反応」に流されるのをやめ、自分だけの意見を育てることから、本当の意味での自由な人生が始まります。

誰になんと言われようと、自分で自分の人生を認め、肯定できるようになるために不可欠なもの、それが自分の意見です。

引用:『自分の意見で生きていこう』ちきりん著

まずは、目の前の小さな出来事に対して「自分はどう思うか?」と問いかけることから始めてみてはいかがでしょうか。

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