『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』書評 頭痛との付き合い方を見直す一冊

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『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』を読んで、まず感じたのは「頭痛」とひとくくりに考えてはいけないということでした。頭が痛くなることは珍しくないだけに、つい「いつものこと」と済ませてしまいがちです。

しかし本書を読み進めると、頭痛にはさまざまな種類があり、日常生活の中にも片頭痛を引き起こす要因が潜んでいることがわかります。さらに、なかには医療機関を受診すべき頭痛もあるため、自分の頭痛について知っておくことの大切さを考えさせられました。

頭痛に悩んでいる人はもちろん、「頭痛が起きたらとりあえず鎮痛薬」という人にも、自分の生活を振り返るきっかけを与えてくれる一冊です。

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『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』で知った頭痛の多さ

最初に驚いたのが、慢性的な頭痛に悩んでいる人の多さです。

印象に残った一節がこちらです。

現在、日本では4000万人以上が何らかの慢性頭痛に悩んでいるという統計があります。人口のおよそ3人に1人と言い換えると、いかに膨大な数かがおわかりになるでしょう。

引用:『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』丹羽 潔著

「人口のおよそ3人に1人」と考えると、頭痛は決して一部の人だけの悩みではないことが実感できます。

さらに興味深かったのは、「頭痛」と呼ばれるものにも非常に多くの種類があることです。

「国際頭痛分類第3版」によれば、頭痛はわかっているだけでも367種類ありますが、なかでも三大頭痛と呼ばれる「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」で全体の 90%以上を占めます。

引用:『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』丹羽 潔著

367種類という数字には驚きました。「頭が痛い」という同じ症状に見えても、その中身は一様ではありません。

だからこそ、自分の頭痛がどのような特徴を持っているのかを知ろうとすることが大切なのだと感じました。

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『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』で怖さも知る

本書を読んでいて特に重要だと思ったのが、「たかが頭痛」と決めつけてはいけないという点です。

頭痛には、くも膜下出血や脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、髄膜炎など、放置しておくと極めて危険な病気の前兆や症状として表れるものがあります。「たかが頭痛」と思っていると手遅れになるケースもあるのです。

引用:『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』丹羽 潔著

頭痛は身近な症状だからこそ、慣れてしまう怖さがあります。

もちろん、頭が痛くなるたびに必要以上に不安になるのも避けたいところです。それでも、「いつもの頭痛だから大丈夫」と自己判断するだけではなく、普段と違う痛みや気になる症状があれば医療機関に相談する意識は持っておきたいと思いました。

頭痛への対処法だけでなく、注意すべき頭痛について考えるきっかけになる点も、本書を読む意味のひとつだと感じます。

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片頭痛のきっかけは日常生活に潜んでいる

『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』で興味深かったのが、片頭痛を引き起こす要因についての説明です。

片頭痛を引き起こす要因は実にさまざまです。過度なストレスやストレスからの解放、寝すぎや寝不足(理想的な睡眠時間は6〜9時間)、人混みや騒音、まぶしい光、強い臭い、気候や気圧の変化、月経周期に伴う女性ホルモンの変動などのほか、特定の飲食物を多量に摂取したことがきっかけでも起こります。 例えば、チョコレート、チーズ、ナッツ、赤ワイン、柑橘系などのチラミンを含む食べ物、赤ワインに多いフェニルエチルアミンやヒスタミン、うま味調味料に代表されるグルタミン酸ナトリウム、ノンカロリー飲料に添加されるアスパルテームなどが、片頭痛の誘因になります。

引用:『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』丹羽 潔著

ストレスだけではなく、寝すぎや寝不足、光、音、臭い、気候、気圧、食べ物など、日常生活のさまざまな要素が挙げられています。

特に意外だったのは、「ストレス」だけでなく「ストレスからの解放」も要因として挙げられていることでした。

頭痛が起きた日をただ「運が悪かった」で終わらせず、その前にどんな生活をしていたのかを振り返ってみる。そんな視点を持つだけでも、自分なりの傾向を考える手がかりになりそうです。

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頭痛対策は特別なことだけではない

本書には、生活の中で意識できることも数多く紹介されています。

なかでも身近で覚えやすかったのが、カフェインについての一節です。

コーヒーに多く含まれる「カフェイン」は、片頭痛に有効な成分。一日200mg以内の摂取がおすすめです。

引用:『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』丹羽 潔著

普段何気なく口にしている飲み物や食べ物と頭痛との関係を知ると、生活習慣を見る目も少し変わります。

本書には食事だけでなく、睡眠、光、騒音、ストレスなど身近な要素についての話が登場します。そのため、頭痛について専門的な知識を得るだけではなく、自分の日常生活を振り返りながら読み進められるところが印象的でした。

頭痛が起きてからどうするかだけではなく、「自分の場合は何がきっかけになっているのだろう」と考える。その視点を持てたことが、この本を読んだ大きな収穫でした。

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まとめ

『日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全』は、身近だからこそ軽く考えてしまいがちな頭痛について、あらためて向き合うきっかけをくれる一冊でした。

頭痛には多くの種類があり、生活の中には片頭痛のきっかけになり得る要素もあります。一方で、頭痛の裏側に注意すべき病気が隠れている場合があることも忘れてはいけません。

「また頭が痛い」で終わらせるのではなく、自分の頭痛にはどんな特徴があるのか、どんなときに起きやすいのかを考えてみる。

頭痛に悩むことが多い人や、自分や家族のために頭痛について知っておきたい人にとって、日常生活を見直すきっかけになる本だと感じました。

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