読書する人だけがたどり着ける場所|人生を深く生きるための読書術を学ぶ

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読書は単なる知識収集ではありません。本書『読書する人だけがたどり着ける場所』で齋藤孝氏は、「読書とは人生を深くする体験である」と語ります。

AIが進化し、ネットで情報が簡単に手に入る時代だからこそ、本を読む意味はますます大きくなっています。本記事では、本書の印象的な言葉を引用しながら、読書が人生にもたらす価値について紹介します。


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ネットと読書はまったく違う

現代はネットで簡単に情報を得られる時代です。しかし、著者はネット閲覧と読書は本質的に異なるものだと述べています。

ネットで読むことと読書には重大な違いがあります。それは「向かい方」です。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

ネットは必要な情報だけを拾い読みできます。一方で読書は、一冊を通して著者の思考に向き合う行為です。その時間が思考力や集中力を育ててくれます。


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読書は「体験」である

本を読むと、登場人物の感情や出来事を追体験できます。

逃げ出さずに最後まで話を聞くとどうなるか。それは「体験」としてしっかりと刻み込まれます。読書は「体験」なのです。実際、読書で登場人物に感情移入しているときの脳は、体験しているときの脳と近い動きをしているという話もあります。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

だからこそ、小説でもノンフィクションでも、自分が経験していない人生を疑似体験できます。これは動画や短いSNSでは得られない読書ならではの魅力です。


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AI時代だからこそ「深く生きる」

AIの進歩によって、知識だけの価値は今後さらに下がるかもしれません。

このようにすさまじいスピードで進化しているAI。この分野の権威であるレイ・カーツワイルは2045年にシンギュラリティ(技術的特異点)に到達すると言っています。人工知能が人間の脳を超え、世界が大きく変化するというのです。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

しかし著者は、それ以上に大切なものがあると言います。

AIが出てこようが出てこなかろうが、「自分の人生をいかに深く生きるか」が重要なのではないでしょうか。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

AIが答えを出してくれる時代だからこそ、自分自身で考え、感じる力がより重要になるのでしょう。


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コミュニケーション能力は認識力で決まる

話し上手な人は、相手をよく見ています。

コミュニケーション能力の根底には「認識力」があります。  相手の状況や感情、言動を認識する。言動それぞれに、その場の文脈というものがあります。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

読書では多くの人物の心理や背景を理解するため、自然と認識力が鍛えられます。その積み重ねが、人とのコミュニケーションにも生きてきます。


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情報として読むか、人格として読むか

著者は読書を二種類に分けています。

読書には大きく分けて二つあります。情報としての読書と、人格としての読書です。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

情報としての読書

仕事や資格取得など、知識を得るための読書です。

人格としての読書

人生観や価値観、生き方そのものを豊かにする読書です。

両方大切ですが、長い人生では人格を育てる読書こそ大きな財産になります。


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読書は「自分ごと」にして初めて深くなる

読むだけでは思考は深まりません。

文章を読んで「そういう意味か、なるほど」と言って終わらせるのではなく、「これは自分の場合の何にあたるだろう?」「自分だったらどうだろう?」と考えるのです。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

さらに著者は『星の王子さま』を例に挙げます。

自分にとっての狐は昔、心に残る言葉を言ってくれた〇〇くんかなぁ。ちょっと面倒くさいところがあって邪険にしてしまったけれど、気乗りしなくても何か約束をして時間をかけることで絆をつくれたのかもしれない」  などと考えていきます。そうすることによって、物語の筋を理解しただけでは到達できない「深み」が見えてくるのです。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

読書は「自分ならどうするか」と考えることで、初めて人生の知恵になります。


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感情が動くと学びは深くなる

知識だけでは人は変わりません。

どんなジャンルの本にせよ、情報として読むだけでは思考はなかなか深まりません。思考が深まりやすいのは、感情が動いているときです。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

好きなテーマを見つけ、夢中になって読むことが、結果として最も深い学びにつながります。


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新書は最強の学習ツール

専門知識を身につけたい人に向けて、著者は新書をすすめています。

新書は知識がコンパクトにまとまっていて大変便利なものです。その新書をたった5冊読むだけで、「全然知らない」Cランクから「けっこう詳しい」Aランクになれるのです。2冊読むだけでも「ちょっと詳しい」Bランク。「スーパー詳しい」Sランクは、 20 冊くらい読めばいけるでしょう。研究者レベルは2000冊かもしれませんが、一般の人の基準だったら、 20 冊でSランクです。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

一つのテーマを集中的に読むことで、誰でも専門性を高められるという考え方は非常に実践的です。


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完璧に読まなくてもいい

読書が苦手な人へのアドバイスもあります。

難しくて挫折してしまう、という人はメインの部分だけ読めばいいのです。最も大事な部分を読んで、それだけは言えるようにしておく。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

本に書いてあることを全部言おうとしたら、 20 時間や 30 時間語ることになりますから、そんなことはしなくていいのです。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

全部理解しようと気負うより、一つでも学びを持ち帰ることが読書を続けるコツです。


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幸福とは何かを文学は教えてくれる

経済的な豊かさだけでは、人は幸せになれません。

人が生きる意味を問いながら、その深みを掘っていくのが人生の醍醐味です。生きていくうえで経済は重要ではありますが、当然ながらそれだけではありません。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

日本人は経済大国で暮らしながらも幸福度が低いと言われます。人と比べて自分の能力が劣っているとか年収が低い、というように他人と比べて自己評価を下げてしまい、その結果、幸福感を感じにくい。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

しかし、文学を読むと幸福そのものに対する認識が変わってきます。「自分が幸せになりたい」と思うのは決して悪いことではありませんが、それだけでは浅い考え方だという気がしてくるはずです。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

文学は、自分だけでは到達できない視点を与えてくれる存在です。


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Kindle Unlimitedも読書習慣におすすめ

読書量を増やす方法として電子書籍も紹介されています。

私はiPad Proで電子書籍を読むことも多いのですが、「キンドルアンリミテッド」というサービスを使えば月額1000円程度で 10 万冊以上(和書)に及ぶ対象本が読み放題です。
引用:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤 孝著

気軽に多くの本へ触れられる環境を作ることも、読書習慣を続けるポイントでしょう。


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まとめ

『読書する人だけがたどり着ける場所』は、「本を読む意味」を改めて考えさせてくれる一冊でした。

情報収集だけならネットでも十分です。しかし、人生を深く味わい、自分自身の考えを育てるためには読書が欠かせません。

AI時代だからこそ、本とじっくり向き合う時間は大きな価値を持ちます。本書を読めば、「もっと本を読みたい」と自然に思えるはずです。

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