読書は知識を増やすためのものだと思われがちですが、本田直之氏は「読書は投資である」と説きます。ただ読むだけではなく、得た知識を実践し、成果につなげることで初めて読書の価値が生まれます。
本記事では『レバレッジ・リーディング』から学べる読書術や実践法を、印象的な引用とともに紹介します。
レバレッジ・リーディングとは何か
本田氏が提唱するのは、限られた時間で最大限の成果を得るための読書法です。
常に目的意識を持って、いらないところは切り捨てる読み方をすると、一冊の本を短期間で読み終えることができるので、どんどん本が読めます。必要な情報だけが入ってくるし、次々に新しい有益な本を読むことができます。つまり、情報の取捨選択能力がアップしたわけです。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
読書量が増えるだけでなく、必要な情報を見極める力まで鍛えられるのが特徴です。
なぜ読書が重要なのか
著者は、本を読むことによって他人の経験を短時間で学べると語ります。
「人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから、本を読め。生涯、勉強し続けなさい」
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
人生は有限です。読書は他人の失敗や成功を効率よく吸収できる最高の自己投資と言えるでしょう。
レバレッジをかける読書法
読むだけでは意味がない
一〇のリターンしか得られない人もいれば、一〇〇のリターンを得る人もいる。 これはいったいどこが違うかと言えば、「レバレッジ」を意識しているかどうかの差 です。てこを使えば、重い岩もらくらく持ち上がります。 レバレッジをかければ、少ない労力で、大きな結果を出すことができます。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
学んだら実践する
本を読んで、そこに書かれているノウハウを自分流に応用し、実践で活用する ことです。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
読書の価値はページをめくった瞬間ではなく、行動に移した瞬間に生まれます。
成功者も真似から始めている
ウォルマートの創業者のサム・ウォルトンでさえ「わたしのしてきたことは、ほとんどが誰かのまねだ」と言っているのです。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
オリジナリティにこだわるより、まずは成功事例を取り入れて実践することが重要です。
本の選び方と読み方
ユニクロ柳井正氏の読書法
「本を読まずに経営するなんて、信じられない」というのは、ユニクロを展開するファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正さんの言葉です。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
松下幸之助やドラッカーの愛読者であるという柳井さんの本の読み方は、まず「目次」や「あとがき」を読んで自分にとって役に立つかどうかを判断し、読むと決めたら役立つところをメモするというものだそうです。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
最初に読むべき場所
帯を読み、カバーの表ソデを読みます。それから「まえがき」を見て、「目次」を眺めます。目次にペンでチェックをつけることもあります。そして最後の「あとがき」を読む。それだけでも大枠のイメージが見えてきます。本文を読み始める前にこれだけ頭に入れておいて、ここで、この本を読む目的を改めて確認します。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
本全体を読む前に概要を把握することで、必要な情報へ最短距離でたどり着けます。
ハズレ本は途中でやめる
注意したいのが、つまらないと思ってもガマンして読み続けてしまうことです。「どうもこの本はハズレだ」と思ったら、すぐに読むのを中止してください。雪山登山と同じで、「引き返す勇気」が必要です。もったいないと思うでしょうが、一五〇〇円程度です。時間のほうがもったいないです。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
時間はお金以上に貴重な資産です。
インプットよりアウトプット
たくさん本を読むことを奨励するにあたって、こんなことを言うのはなんですが、実は本を何冊も読んでいるからといって、偉くもなんともありません。 インプットするだけでは、ただの自己満足にすぎません。いかにアウトプットするかが勝負なのです。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
著者は、読んだ内容を人に話したり、文章にまとめたり、実践したりすることを強く勧めています。
教えることで学びが定着する
P・F・ドラッカーは『プロフェッショナルの条件』(ダイヤモンド社)の中で、「知識労働者は自らが教えるときに最もよく学ぶという事実がある」と述べています。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
ブログやSNSで発信することも、優れたアウトプットになります。
読書は人生最高の投資
読書だと思うとイヤになってしまいますが、一冊読むごとに一五万円儲かると思えば、やる気になるはずです。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
ただ読み流すだけでは、一〇〇倍にはなりません。本を読んで知ったことを、実際のビジネスに結びつけることが条件です。一五〇〇円の本から一五万円を稼ぎ出すには、必ずそれをビジネスに生かすことが必要です。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
読書を消費ではなく投資として考えることで、本との向き合い方が大きく変わります。
行動しなければ何も変わらない
人生に一番害のある言葉は「明日」だ。この言葉 を一番多く使うのは、貧乏な人、成功しない人、 不幸な人、不健康な人だ。彼らはよく 「明日からダイエットとエクササイズを始める」 「明日から本を読む」などと言う。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
私は明日を一度も見たことがない。 私にあるのは今日だけだ。 今日は勝者のための言葉で、明日は敗者のための 言葉だ。 ─────────────ロバート・キヨサキ
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
読書も投資も健康も、成果を出す人は「今」動きます。
読書から成果を生み出す方法
同じテーマを複数冊読む
同じテーマのものを五冊も読めば、その項目について自分なりの原理原則が見えてきます。大量の情報を取り入れつつ、主体的に取捨選択するということは、それだけ判断能力が養われることでもあります。多読術を続けるうちに、主体的な思考力がつくことは間違いありません。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
本に直接メモする
を読んでいてひらめいたアイデアや、著者の主張に対する自分の考えは、余白や白紙のページにどんどん書き込むべきです。メモやノートを用意して書くのも非効率です。 投資としての読書のコツは、自分の身に置き換えて読むことです。「自分だったらどうするか」をシミュレーションしつつ読んでいくと、アイデアがどんどん出てきます。それを全部、本に書き入れます。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
知識を経験に変える
「知識に経験が加わってはじめて、物事は『できる』ようになるのです。それまでは単に『知っている』にすぎない。情報社会となり、知識偏重の時代となって、『知っていればできる』と思う人も増えてきたようですが、それは大きな間違いです。『できる』と『知っている』との間には、深くて大きな溝がある。それを埋めてくれるのが、現場での経験なのです」
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
まとめ
『レバレッジ・リーディング』は、「本は読むものではなく活かすもの」という考え方を教えてくれる一冊です。
読書の目的を明確にし、重要な部分だけを吸収し、すぐに実践する。そのサイクルを回せば、一冊の本から得られる価値は何倍にも膨らみます。
たくさんの冊数を読むことも大事ですが、たくさん実行することのほうが大事です。とにかく行動して、試してみてほしいと思います。
引用:『レバレッジ・リーディング』本田直之著
本書を読んで最も印象に残ったのは、「読書のゴールは知識ではなく行動である」という点でした。読んで終わりではなく、今日から一つでも実践してみることが、本当の意味でのレバレッジになるのではないでしょうか。
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