諦めることは逃げではない。「明らめる力」が人生を変える|『諦める力』から学んだこと

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「諦める」という言葉には、「途中で投げ出す」「負けを認める」といったネガティブな印象があります。しかし、為末大さんの『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』を読むと、そのイメージは大きく変わります。

本書が伝える「諦める」とは、自分の才能や現実を正しく理解し、勝てる場所へ進むための前向きな決断です。努力を否定するのではなく、努力を最大限に活かすための考え方が数多く紹介されています。

この記事では、本書の印象的な言葉を引用しながら、人生をより楽に、そして自分らしく生きるためのヒントを紹介します。

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「諦める」は「明らめる」こと

本書で最初に心を掴まれたのが、「諦める」という言葉の本来の意味です。

「諦める」という言葉の語源は「明らめる」だ
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

「自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、今、この瞬間にある自分の姿を悟る」
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

「諦める」とは、夢を捨てることではありません。自分を客観的に理解し、現実を受け入れることです。その先にこそ、本当に進むべき道が見えてきます。

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目的は諦めず、手段を変えればいい

何かに挑戦すると、「最初に決めた方法を貫かなければならない」と思い込んでしまうことがあります。

多くの人は、手段を諦めることが諦めだと思っている。  だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

目的を達成する方法は一つではありません。ブログだけでなくSNSを活用する、独立ではなく副業から始めるなど、柔軟に手段を変えることは決して逃げではないのです。

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努力には届く範囲と届かない範囲がある

努力は大切ですが、努力だけではどうにもならない現実もあります。

世の中には、自分の努力次第で手の届く範囲がある。その一方で、どんなに努力しても及ばない、手の届かない範囲がある。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

自分の憧れる存在が本当に自分の延長線上にいるかどうかということを、しっかりと見極めるのは非常に大事な
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

現実を知ることは辛いかもしれません。しかし、それを受け入れることで、本当に力を発揮できる場所へ進めるようになります。

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勝てるフィールドを選ぶことも戦略

努力だけではなく、戦う場所を選ぶことも重要です。

人間には変えられないことのほうが多い。だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

孫子は「戦わずして勝つ」ことを善としている。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

自分が不得意な場所で苦しみ続けるより、自分の強みが活きる場所を探すことのほうが、結果的に成功へ近づけます。

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努力は「楽しい」が最強

長く続けられる努力には共通点があります。

最高の戦略は努力が娯楽化することである。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

一方で、次の考え方には注意が必要です。

「私にはこれしかない。今以上に努力を続けていれば、いつか成功できるはずだ」
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

苦しいだけの努力は長続きしません。楽しめる工夫をすることが、結果として大きな成果につながります。

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人生は暇つぶしと思うくらいがちょうどいい

肩の力が抜ける一節でした。

人生は暇つぶしだと思ってから、急に自分が軽くなって、新しいことをどんどん始められるようになった。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

真剣になりすぎるほど、人は挑戦できなくなります。少し気楽に考えることで、新しい一歩を踏み出しやすくなるのでしょう。

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失敗は成功以上の財産になる

成功ばかりが価値ではありません。

アスリートにとって豊かなのは、成功体験よりもむしろ失敗体験
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

現実には一〇人のうち九人が成功せず、たった一人だけうまくいった人が、自分のロジックで語っている
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

成功者の話だけを鵜呑みにするのではなく、自分自身の経験から学ぶことの大切さを教えてくれます。

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他人の評価に縛られない

SNS時代だからこそ、多くの人に読んでほしい内容です。

多くの日本人は、あまりにも人から選ばれようとしすぎてはいないか。人に受け入れてほしいと思いすぎていないか。  人から選ばれようとすることは、誰かが設定したランキングからずっと抜け出せないことを意味する。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

不満のはけ口としてツイッターに吐き出された言葉に本気で怒ったり、フェイスブック上の粉飾された他人の幸福に対して嫉妬したりするのは意味がない。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

他人の評価ではなく、自分が納得できる生き方を選ぶことが、心の余裕につながります。

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やらないことを決める勇気

時間も体力も有限だからこそ、「やること」だけでなく「やらないこと」を決めることも重要です。

やらなくてもいいことはやらない、つき合わなくてもいい人とはつき合わない。
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

何かを手放すことで、本当に大切なものへ時間とエネルギーを使えるようになります。

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まとめ

『諦める力』は、「夢を捨てろ」と言う本ではありません。自分を知り、自分に合った場所で力を発揮するための考え方を教えてくれる一冊です。

最後に、本書を象徴する言葉を紹介します。

何かを真剣に諦めることによって、「他人の評価」や「自分の願望」で曇った世界が晴れて、「なるほどこれが自分なのか」と
引用:『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』為末 大著

諦めることは終わりではありません。自分を「明らめる」ことで、本当に進むべき道が見えてくる――そんなことを教えてくれる一冊でした。

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