日々の忙しさに追われていると、「自分はどう生きるべきか」「本当の成功とは何か」と迷うことがあります。そんな時、私たちの心を原点に連れ戻してくれる一冊があります。永松茂久さんの著書『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』です。
この本には、著者の母から受け継いだ「生き方の真理」が詰まっています。単なるマナーや親切の勧めではなく、ビジネスや教育、そして自分自身の幸せに直結する「徳」の積み方について、心温まるエピソードと共に綴られています。
今回は、本書のハイライトから、私たちが今日から実践できる「喜ばれる人」になるための知恵をご紹介します。
1. 徳を積むための「ボーナスルール」
人生を好転させる「徳」には、面白いルールがあります。それは、人に見えないところで動くことの価値です。
「その徳はね、喜ばれることをしたら1個たまるの。そしてね、人に気づかれないように喜ばれることをしたら、さらにボーナスがついて 10 倍たまるのよ」
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
誰かに褒められるためにやるのではなく、誰も見ていないところでそっと誰かの役に立つ。その「隠れた善行」こそが、自分の内面を豊かにし、運を味方につける鍵になるのです。
2. 子どもの未来を信じる「お母さんの3条件」
子育てや後輩の育成において、つい「心配」が先に立ってしまうことがあります。しかし、本当に大切なのは「心配」ではなく「信頼」と「自身の背中」を見せることだと本書は説きます。
「えっとね、1つめは子どもに対する心配をする時間があるなら、それを自分の好きなことをやる時間に変えること。その姿を子どもに見せれば、子どもは将来そうやって楽しく生きることができる人間になるって信じてるから」
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
「2つめは子どもがどんな状態であっても、お母さん自身が自分の機嫌は自分で取りながら明るく生きること」
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
「そして3つめが何があっても子どもの味方でい続けること。何があっても子どもの未来を信じること」
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
自分が機嫌よく生きることが、結果として周りの人を幸せにする。この考え方は、親だけでなくすべてのリーダーに共通する真理ではないでしょうか。
3. ビジネスの本質は「痛みを理解する力」
仕事で成果を出すために必要なのは、優れたスキルや理論だけではありません。最も根本にあるのは「相手への想像力」です。
ビジネス論はいろいろあるが、成功するために最も大切なことは 「相手の気持ちや痛みを理解する力」
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
「優しいとは人に親切にすること。でももっとその前に、弱い立場にいる人の痛みを知ること」
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
商売において「我(エゴ)」は最大の敵となります。自分が何を伝えたいかではなく、相手が何を求めているか。徹底した「読者目線」「顧客目線」こそが、喜ばれる存在への近道です。
4. 才能は「誰かを喜ばせるため」にある
私たちは、勉強やスポーツ、仕事の成果などで他人と比較しがちです。しかし、本来持っている才能や肩書きは、自分を誇示するための道具ではありません。
「もらった才能や勲章は決して自分をいばらせるためにあるんじゃない。その力を使って誰かに喜ばれるためにあるもの」
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
社会に出れば、テストの点数よりも「どれだけ人を喜ばせたか」の順番で成功が巡ってきます。自分の得意なことで誰かの役に立つ。その循環の中にこそ、真の成功があります。
自分の人生を生きるということ
「喜ばれる人になる」とは、決して他人に振り回されたり、自分を犠牲にすることではありません。
そうではなく、喜ばれるとは、自分の声を聞くということ。本来の愛に包まれた自分に気づくということ。自分の人生の指揮権を自分が握るということ。自分の人生を生きるということ。
引用:『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』永松 茂久著
誰かの喜びを自分の喜びとして感じられる時、私たちは自分自身の人生を最も力強く生きることができます。まずは身近な誰かのために、自分ができる「小さな喜び」を探してみませんか?
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