トラックボールマウスの定番であるMX Ergo。
初めてのトラックボールで、戸惑いましたが慣れると手首が疲れないので超快適でもはやなくてはならないアイテムとなりました。
そんなMX Ergoですが、気になる点もあります。
それは、充電がmicroUSB端子であることです。
後継機であるMX Ergo Sが発売されてUSB-C端子になったので思い切って乗り換えてみました。
クリック音がものすごく静かになったりなどメリットがある反面、ジェスチャーの設定が最初からやり直しになったりとデメリットもありました。
よかったこと3選と残念だったこと3選を紹介します。
乗り換えてよかったこと3選
MX Ergo Sに乗り換えてよかったことを3つ解説します。
①待望のUSB-C
MX Ergoを2年以上使っていて改善してほしいと思っていたところが、microUSB端子。
今やデバイスなどはUSB-C端子が当たり前になってきているので充電ケーブルを統一したいとずっと思っていました。
MX Ergo SになってUSB-C端子搭載はまさに待望でした。
②クリック音の静音
MX Ergoと比較して80%静かなクリック音になりました。
実際にMX Ergo Sを使ってクリックしてみると、非常に静かです。
むしろ、静かすぎてちゃんとクリックできているのか?不安なレベル。
しかし、これも慣れると思います。
③バッテリー残量が5%ごとに表示
MX Ergoはすでに手放してしまったのですが、バッテリー残量は10%に表示されていたと記憶しています。
MX Ergo Sになり、それが5%ごとの表示に改善されています。
MX Ergoのときから、かなりバッテリーが持っていましたが、油断すると知らずのうちにバッテリー切れを起こしていたので充電のタイミングに気づきやすくなったのはメリットです。
乗り換えて残念だったこと3選
続いて実際にMX Ergo Sを使ってみて、残念だったことを紹介します。
①左&右クリック以外はそのまま音が鳴る
クリック音がものすごく静かになった!それはよかったのですが、実際に使っているとそれ以外のクリック音はそのままで普通に音が出ます。
「進む」「戻る」ボタンやマウスホイールもMX Ergoのときと同じように音が出るので、これらのボタンも静音になるともっと良いと感じました。
②ジェスチャーの設定し直し
MX Ergo Sに乗り換えていざ使おう!とLogi Options+を設定していたのですが、調べてみたところMX Ergoから設定を引き継ぎできませんでした。
つまり、一から設定し直しです。
MX Ergoではジェスチャーという各ボタンを押しながらトラックボールを上下左右の4つの動きに対して動作を設定できます。
それがMX Ergo Sに引き継げないのは残念でした。
③DPIボタンにジェスチャーが設定できない
MX ErgoではDPIボタン、トラックボールのすぐ右にあるボタンにもジェスチャーが設定できたのですが、MX Ergo Sではそれができなくなっていました。
私はこのボタンにジェスチャーで拡大や縮小を設定していたので非常に困りました。
なんとか他のボタンに設定することで解決したのですが、残念です。
MX Ergo SはMX Ergoからの進化が感じられる製品
新旧モデルを比較してみて、MX Ergo SはMX Ergoの良さを引き継ぎながら、現代のニーズに合わせた進化を遂げていました。
全体的な評価
- 基本性能は申し分なく、トラックボールの操作感は従来通り快適
- USB-C対応や静音性など、ユーザーからの要望を反映
- ただし、一部機能の制限や設定の引継ぎができないのは改善の余地あり
購入を検討している方へ
MX Ergoをお持ちの方は、以下の点を考慮して購入を検討することをおすすめします。
- USB-C充電が必須という方
- 静かな環境で作業する機会が多い方
- 新しい設定を一から行うことに抵抗がない方
値段は決して安くありませんが、長時間PCを使用する方にとって快適な作業環境を提供してくれる製品です。
今後の展望
Logitech社の次期モデルでは、以下の改善を期待したいところです。
- 全ボタンの完全静音化
- 設定の引継ぎ機能の実装
- DPIボタンのカスタマイズ機能の復活
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