「今の仕事から抜け出したい」「もっと自由に働きたい」と考えている人は多いでしょう。しかし、いざ会社を辞めても、本当にうまくいくのか不安になりますよね。実は、会社を辞めて成功する人にはある共通点があるといいます。それは、「移動」をすることです。
今回は、長倉顕太さんの著書『移動する人はうまくいく』から、会社を辞めて成功する人がなぜ「移動」をするのか、そして人生を豊かにするためのヒントをブログ形式でお伝えします。
人生を変えるには「環境」を変えるのが手っ取り早い
会社を辞めるだけでも大きな変化ですが、成功者はそれに加えて引っ越しをするといいます。なぜなら、環境を変えることで、サバイバル能力が目覚めるからです。
私の話を聞いて会社を辞める人もいる。そんな中で成功している人には共通点がある。それは、退職と同時に引っ越しもできた人間だ。
引用:『移動する人はうまくいく』 長倉 顕太著
これまでのルールが通用しない場所に身を置くことで、人は本来持っている能力を開花させることができます。自分のキャラクターを変えたいなら、まずは環境を変えてみることが一番の近道だ、と著者は語ります。
人生を変えるというのは、キャラクターを変えることでしかない。
引用:『移動する人はうまくいく』 長倉 顕太著
移動中に「インプット」と「情報収集」をする
「移動」と聞くと、単に場所を変えることだと思うかもしれません。しかし、本書では、移動中の時間を有効活用することの重要性が説かれています。多くの人は移動時間をぼんやり過ごしがちですが、成功者はその時間を「インプット」に充てているのです。
移動中にあなたがやるべきことのもう 一つはインプット だ。インプットと言ってもピンとこないかもしれないが、あらゆる情報収集をそこで行なってほしい。
引用:『移動する人はうまくいく』 長倉 顕太著
読書や音楽、映画など、さまざまな情報に触れることで、あなたの知識は広がり、人生の選択肢も増えていきます。特に、ベストセラーではなく、ベストセラー作家やクリエイターが読んでいる本や、何十年も読み継がれている古典を読むことが推奨されています。
「ベストセラーを読むのではなく、ベストセラー作家が読んでいる本を読め」
引用:『移動する人はうまくいく』 長倉 顕太著
また、インプットの効率を上げるために、「検索」と「メモ」を積極的に使うことを著者は勧めています。興味を持ったことや知らない単語をすぐに検索し、メモすることで、知識はどんどん広がります。
現代社会に縛られず、選択肢を増やしていく
本書では、マイホームを持つことが「一人前」という価値観や、定住することのデメリットについても触れられています。著者は、人生の豊かさは「選択肢の多さ」だと語り、現代社会に蔓延する固定観念に縛られない生き方を提案しています。
人生の豊かさは「選択肢の多さ」 だと思っている。なぜなら、人は選択肢を失ったときに生きる希望を失うからだ。
引用:『移動する人はうまくいく』 長倉 顕太著
さらに、会社員をやめることで「誰と」「どこで」「いつ」働くか、という人生の選択肢が増えるといいます。ITスキルがなくても始めやすい「コンテンツビジネス」など、場所や時間に縛られない働き方のヒントも書かれています。
最終的に、人生をアップデートし続けるためには「初体験」をし続けることが重要だと締めくくられています。移動することで日常に刺激を与え、思考停止を防ぐことができるのです。
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