Macの便利なショートカットキー。
コピー&ペーストなどよく使うものから様々あります。
その中でも意図しないで動いてしまうショートカットキーがあり、作業効率が下がってしまい困っていました。
しかし、明確にMacのショートカットキーをオフにする方法は残念ながらありません。
代替方法としてショートカットキーを別の複雑なキーに割り当てることによって実質オフにします。
ショートカットキーを設定
Macでシステム設定→下にスクロールして「キーボード」をクリック。
右の「キーボードショートカット…」をクリックします。
左のメニューバーから「アプリケーション」を選択。
右にすべてのアプリケーションなどが表示されるので、下にある「+」をクリックします。
設定画面が開くので3ステップで設定。
- ①アプリケーションを選ぶ。
- ②メニュータイトルを入力。
- ③キーボードショートカットを入力。
上記3ステップで設定していきます。
「アプリケーション」を選択
ショートカットを設定したいアプリを選びます。
今回はメモアプリにします。
「すべてのアプリケーション」で設定すればいいじゃないかと思うかもしれませんが、後述する「メニュータイトル」の関係で一括で設定することができません。
残念ですがひとつずつアプリを設定する必要があるのです。
【重要】「メニュータイトル」を入力
続いてメニュータイトルの入力をします。
ここが重要で、Macのシステムの文言をそのまま一言一句間違いなく入力しなくてはなりません。
今回は仮に「メモを非表示」のショートカットキーを変更したいので、まずはメモアプリのショートカットキーを調べます。
メモアプリを開きMacの左上のメニューバーの「メモ」他のアプリであればアプリ名をクリック。
変更したいショートカットキーの名前が「メモを非表示」ということが分かります。
ショートカットキーの設定に戻り、メニュータイトルに「メモを非表示」と間違いのないよう入力します。
【補足】アプリによって「メニュータイトル」が複雑
今回設定した方法を応用して他のアプリでもショートカットキーを変更していました。
メニューバーから各アプリのショートカットキーのメニュータイトルを見れますがアプリによって名称は様々。
特にGoogle Chromeが複雑でした。
メモアプリの例と同じくCommand + Hのショートカットを変更しようとメニュータイトルを見てキーボードショートカットを設定しましたが変化がない。
Google Chromeのメニュータイトルをよく見てみると「Google Chrome」と「を」の間に半角スペースが空いているではありませんか!
一言一句間違いなく入力していないのが原因でした。
「キーボードショートカット」を入力
最後に誤って入力されないような複雑なショートカットを入力します。
かんたんなショートカットにしてしまうとすでにあるショートカットとかぶってしますので、使われていないような複雑なものにしておきましょう。
「Control」「Shift」「Option」「Command」などをこれでもかというくらい複数使い、万が一使うかもしれないのでもともとの「H」キーにしました。
入力が終わったら下の完了をクリックします。
変更の確認
それではショートカットキーが変更されたか確認してみましょう。
メモアプリの「メモ」をクリックすると「メモを非表示」が先程設定した複雑なショートカットキーに変わっています。
これでもともとの「Command」+「H」のショートカットでは非表示にならなくなりました。
おすすめのキーボードショートカット
今回の「Command」+「H」のように意図せず押してしまうショートカットは設定で複雑化するのがおすすめです。
よく発動してしまうショートカットの例を挙げておきます。
- Google Chrome→「このタブをブックマークに追加…」
- メモ→「フォントパネルを表示」
上記2つを複雑化しています。
アプリによっては
- 「Command」+「Q」→アプリの終了
- 「Command」+「M」→アプリをしまう
上記2つを設定しておくと誤爆防止できます。
他にも使用環境に合わせてショートカットを変更してみてください。
また、応用としてよく使うショートカットなどは簡略化したりお好みのキーに割り当てることもできます。
注意点として既存のショートカットとかぶらないようにすることです。
既存のものに割り当ててしまうとショートカットが上書きされて新しく設定されたものが反映されます。
つまり既存のものが使えなくなるので設定する際はすでにあるショートカットのコマンドを確認しましょう。
突然の非表示からの開放
ネットサーフィンやメモをアプリを使っていて突然アプリが非表示になってデスクトップが表示されて困っていました。
原因がショートカットキーで非表示になっていたと分かってからどうしたものかと頭を悩ませていましたが、ショートカットキーを複雑に設定することで解決できました。
「すべてのアプリケーション」で一括でショートカットを設定できれば楽でしたが、アプリごとに「メニュータイトル」が異なるため、残念ながらひとつひとつのアプリごとに設定が必要です。
これで作業効率が上がりそうです!
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