この本は、私たちに「死」を意識させることで、「いま」という瞬間をどう生きるべきか、そして人生をどう謳歌すべきかを問いかけます。いつか必ず訪れる「人生最後の日」に笑って終えるために、今日からできることは何でしょうか?ハイライトされた言葉たちから、そのヒントを探ります。
命がけで生きるということ
私たちは毎日を何気なく過ごしていますが、この本は、たとえ無意識の行動であっても、それは「命がけ」であると教えてくれます。
鼻くそをほじっていたって、寿命は縮まっている。 鼻くそをほじっていたって、それは命がけでやっているんです。 だから、いま、あなたはこの本を命がけで読んでいる。
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
すべての瞬間に限りある命を使っている。そう考えると、時間の使い方はもっと真剣になります。古代ローマの将軍たちが勝利の絶頂でささやかれた「メメント・モリ(死を忘れるな)」の言葉も、志を持つ者と持たない者の差が「人間は必ず死ぬ」という事実を本当の意味で知っているかどうかの差だという洞察も、この「命がけ」の意識につながります。
「志のある人は、『人間は必ず死ぬ』ということを知っている。 志のない人は、『人間が必ず死ぬ』ということを 本当の意味で知らない。その差だ」 古代ローマにも、死に関して、こんな話があります。 凱旋した将軍が、みなに拍手喝采で迎えられるパレードをする際、従者をつけて、必ずある言葉をささやかせたそうです。どんな言葉だと思いますか? 戦争に勝った将軍が、喜びの絶頂にいるときに、必ずささやかせた言葉。 それは、「メメント・モリ」(memento mori)。 「死を忘れるな」 という意味です。
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
目の前の幸せと、大切な人
私たちは、得られていないものを追い求めがちですが、すでに手の中にある「幸せ」に気づくことが、人生を豊かにします。
大好きな人が死なずに、今日生きていてくれる。 それ以上の幸福ってありますか? 生きているって、大好きな人に会えること。会いに行ってその人を感じることができる。これ以上の幸福ってありますか?
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
この本では、失って初めて気づく日常の尊さが語られています。目が見えること、歩けること、今日ご飯が食べられること。当たり前だと思っていたことが、実はすべて「夢のような毎日」なのです。
見えること、聞こえること、話せること、歩けること、友だちがいること、今日ごはんが食べられること、家に帰れること……。 もう、いま、すでに幸せに囲まれていたんです。 僕らはいま、夢のような毎日を過ごしている。 幸せは、未来になるものではなく、いまなるものだったんです。
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
そして、人生最高の財産は、お金でも名誉でもなく「良き友」だと、本田宗一郎氏の言葉を引用して強調されます。
自動車のHONDAの創業者・本田宗一郎は、晩年にいいました。 「人生最高の財産は、名誉でもなく、お金でもなく、良き友だった」と。 一緒に夢に向かうこの仲間こそ、あなたの人生最高の財産です。
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
「最後」だと思って行動する力
もし今日が人生最後の日だったら?この問いかけは、私たちの行動と心のあり方を劇的に変えます。
「私はいつもこれが最後だと思っているんです」 NPO法人「MAKE THE HEAVEN」の代表であるてんつくマンが、鹿児島にあるお寺に行ったとき、住職さんがそういったとか。 「あなたにお茶を注がせていただくのはきっと最後。だから、心を込めて入れさせていただきます。もしも、よろしければ、今回の人生でお茶を飲むのは最後だと思って飲んでください」
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
この「最後」の意識は、すべての行動に深い集中と優しさを生み出します。嫌いな人を許せる。仕事に手を抜かない。子どもを感情のままに叱らない。すべてが愛おしい「最初で最後」の瞬間になるからです。
今日がお別れだと思ったら、いやな人だって少しは許せるよね? 今日が最後の仕事だと思ったら、手は抜かないよね? 今日が最後だと思ったら、子どもを感情のままには叱らないよね?
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
人生を謳歌する「思い切り」
人生に迷ったとき、立ち止まってしまうとき、この本は坂本龍馬の言葉を通して、背中を押してくれます。
「なんでも思い切ってやってみろよ。 どっちに転んだって、人間、野辺の石ころと一緒。 最後は骨となって一生終えるのだから。 だから思い切ってやってみろよ」
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
人生は、きれいな水ではなく、汚れた池の中でこそ大輪の花を咲かせる蓮の花のようなもの。たとえ3日の命でも、自分らしさを咲かせたなら、それは美しい生き方になります。
お釈迦様の花と呼ばれる蓮の花。蓮の花は、きれいな水の中で大輪の花を咲かせることはできません。池の水が汚れているほど、美しく大きな花を咲かせます。 そして、その花びらは3日で散っていきます。 たとえ3日の命でも、自分らしさを咲かせたならば、それは美しい生き方になります。 それが命というものです。
引用:『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』 ひすいこたろう著
まとめ
『あした死ぬかもよ?』は、明日死ぬかもしれないという究極の問いを通じて、「いま」の感謝と情熱を引き出してくれる一冊です。過去や未来の不安に悩まされず、今この瞬間を「最後」のチャンスだと思って生きる。
あなたでないとできないことって、どんなことですか?
優しくすること、励ますこと。それだって立派な「あなたにしかできないこと」です。今日、この問いに立ち向かうことが、人生最後の日に笑って終えるための、最初の一歩になるでしょう。
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