先日、ゆったりと過ごしたい気分になり、前から気になっていたブックカフェ「青山文庫」さんへ行ってきました。一歩足を踏み入れると、そこはまるで時間が止まったかのような、懐かしくも温かい雰囲気に包まれた空間。たくさんの本に囲まれて、心安らぐひとときを過ごしました。
隠れ家のようなブックカフェ「青山文庫」
お店は、まるで秘密の書斎のような佇まい。重厚感のある木の扉に、「Cafe 青山文庫」と書かれた看板が掲げられています。
扉を開けると、そこには古き良き時代を感じさせるアンティークな家具や、壁一面に並んだ本棚が目に飛び込んできます。
店内は、落ち着いた照明と木の温もりが心地よく、席ごとに異なる雰囲気のインテリアが配置されているため、どこに座っても新鮮な気持ちで過ごせそうです。
私は店内中央の席に案内され、本たちに囲まれながらゆったりと読書の時間を楽しみました。
空間を彩るアンティークな調度品たち
店内の至るところに、センスの良いアンティークな調度品が飾られており、見ているだけでも楽しめます。古い時計や、そして味わい深い本たち。一つ一つに物語がありそうで、想像力が掻き立てられます。
中でも印象的だったのは、壁に飾られたモノクロの写真。誰の写真なのかな、と想像を巡らせるのも、ブックカフェならではの楽しみ方かもしれません。
芸術的なウィンナーコーヒーと心温まるクレープ
席に着いて、さっそく注文したのは「ウィンナーコーヒー」と「クレープ」。
どちらも見た目からしてこだわりが感じられ、期待が高まります。
圧倒的な存在感のウィンナーコーヒー
まず運ばれてきたのは、たっぷりのホイップクリームが乗ったウィンナーコーヒー。
ホイップクリームは、まるでアート作品のようにこんもりと盛られていて、その迫力に思わず笑みがこぼれます。
シナモンスティックが添えられているのもおしゃれで、香りを楽しみながらゆっくりと味わいました。
コーヒーのほろ苦さと、ホイップクリームのまろやかな甘さが絶妙なバランス。一口飲むたびに幸せな気分に浸れます。
これだけでも十分に満足できる、贅沢な一杯でした。
絶妙なサイズのシンプルなクレープ
そして、もう一品はシンプルなクレープ。ランチを食べた後だったので、あまり大きなものは食べられないかも…と思っていたのですが、運ばれてきたクレープは、ちょうど良いサイズ感。
薄く焼かれた生地は、もちもちとした食感で、上に乗せられたバターと粉砂糖がシンプルながらも深い味わいを引き立てています。
熱々のクレープの上で、バターがじゅわっと溶けていく様子もまた、食欲をそそります。
一口、また一口と、ゆっくりと時間をかけて味わっていると、なんだかホッとするような優しい気持ちになりました。
心が満たされる至福の時間
美味しいコーヒーとスイーツをいただきながら、積まれた本の中から気になった一冊を手に取ってページをめくります。日常の喧騒から離れ、静かな空間で好きな本に没頭する時間。これこそ、ブックカフェの醍醐味ですよね。
「青山文庫」さんは、ただ美味しいコーヒーやスイーツを提供するだけでなく、本を通して新しい世界と出会わせてくれる、そんな素敵な場所でした。今回は一人でゆっくりと過ごしましたが、大切な人と静かに語らう場所としても最適だと思います。
日常に疲れた時や、少し気分転換したい時、あるいは新しい本との出会いを求めている方には、ぜひ訪れてみてほしいカフェです。私もまた、心の栄養を補給しに、ふらっと立ち寄りたいと思います。
コメント