初対面の人と話すのは、誰でも少し緊張するもの。でも、ちょっとした工夫で、その3分1分が相手の心に残る特別な時間になります。ベストセラー書籍『会って3分 話して1分 初対面で売れる技術』から、人間関係を築くためのヒントをご紹介します。
否定的な言葉をポジティブに言い換える
会話の中で、つい否定的な言葉を使ってしまっていませんか? 例えば、「嫌い」「掛け捨て」「解約」といった言葉は、聞く人にネガティブな印象を与えがちです。これらをポジティブな言葉に置き換えるだけで、相手の気分は大きく変わります。
保険といえども、お客様に楽しい気分でお買い物をしてほしいもの。そこで否定語を徹底的に肯定的な表現に言い換えることを習慣にしました。 「嫌い」は「好きではない」。 「掛け捨て」は「加入期間の保障代」。 「解約」は「自分で満期にする」。 このように変換したほうが、お客様は絶対に気分がいい。会うと明るい気分になれる人のほうが、好かれるに決まっています。
引用:『会って3分 話して1分 初対面で売れる技術』井上健哉著
言葉の選び方ひとつで、相手との関係性は大きく変わります。ポジティブな表現を心がけるだけで、あなたの印象は格段にアップするはずです。
身だしなみ、特に靴に気を配る
身だしなみは、あなたの第一印象を決定づける大切な要素です。清潔感のある身なりを心がけるのはもちろんですが、特に気をつけるべきは靴です。
ただし、例外は靴です。靴だけは人並み以上に気を使ってください。私たちは靴を脱いでお宅に上がることが多いので、脱いだ靴は特に目につきます。 ホテルマンは、やってきたお客様がどういう人間かを判断するのに、顔ではなくまず靴を見るといいます。 服装が立派でも、靴が汚れていたら一流ではないそうですが、確かにそれは言い得て妙だと思います。靴の汚れだけは、細心の注意を払ったほうがいいでしょう。
引用:『会って3分 話して1分 初対面で売れる技術』井上健哉著
靴は、意外と見られているものです。日頃から手入れを怠らず、清潔な状態を保つようにしましょう。靴がきれいな人は、細部まで気を配れる人という印象を与えます。
小さなサプライズで相手を喜ばせる
人は、予想をいい意味で裏切られると、嬉しい気持ちになります。これは、価格の提示にも応用できます。
「3万円は超える(切らない)くらいになるかな」 と言っておくと、お客様は3万数千円だろうと思われています。 そうやって少し高めに予告しておき、プレゼン本番に 蓋を開けてみれば 2万9800円になったとしたら、「安く」思えます。 いい意味で期待を裏切ることで、お客様に嬉しいサプライズを演出できる わけです。
引用:『会って3分 話して1分 初対面で売れる技術』井上健哉著
提示する価格をあえて少し高めに伝えておき、最終的な価格がそれよりも安くなるようにすることで、相手に喜びと信頼感を与えることができます。これは、ビジネスの場だけでなく、友人との食事代の精算など、日常生活の様々な場面でも応用できるテクニックです。
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