iPhone 17 ProやiPad Proの高性能ディスプレイには、「ProMotionテクノロジー」が搭載されています。これにより、最大120Hzという驚異的なリフレッシュレート(画面の書き換え頻度)を実現し、なめらかで美しい表示が可能です。
しかし、その高パフォーマンスゆえに、バッテリー消費が気になることもありますよね。
そんな時に試したいのが、「フレームレートを制限」する設定です。バッテリーを節約できる一方で、デメリットもあるこの機能について、詳しく解説します。
フレームレートとは?
フレームレート(Frame Rate)とは、1秒間に画面が何回書き換えられるかを示す値です。単位は「fps (Frames Per Second)」または「Hz (ヘルツ)」で表されます。
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120Hz(120fps): 1秒間に120回画面が書き換えられる。
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60Hz(60fps): 1秒間に60回画面が書き換えられる。
iPhone 17 ProやiPad ProのProMotionディスプレイは、通常、コンテンツに応じてリフレッシュレートを1Hzから最大120Hzまで自動で調整しています。この高リフレッシュレートのおかげで、スクロールやアニメーションが非常に滑らかに見えるのです。
「フレームレートを制限」設定とは?
この設定をオンにすると、ディスプレイのリフレッシュレート(画面の書き換え頻度)の最大値が毎秒60フレーム(60Hz)に固定されます。
⚙️ 設定場所

Screenshot
「フレームレートを制限」の設定は、以下の手順で見つけられます。
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「設定」アプリを開く。
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「アクセシビリティ」をタップ。
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「動作」をタップ。
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「フレームレートを制限」のトグルをオンにする。
✅ メリット|バッテリー節約
この設定の最大のメリットは、「バッテリーの節約」です。
画面の書き換え回数が最大120回から60回に半減することで、ディスプレイ駆動に必要な電力を抑えることができます。
特に、動画視聴やWebブラウジングなど、ディスプレイを長時間使用する際に効果が期待できます。
高リフレッシュレートを必要としないアプリや、外出先で充電が難しい時に役立つ設定です。
❌ デメリット|滑らかさの低下
フレームレートを制限することによる主なデメリットは、「表示の滑らかさが低下する」ことです。
120HzのProMotionに慣れているユーザーにとっては、スクロールやホーム画面でのアプリ切り替えなどのアニメーションが、少しカクついているように感じられる可能性があります。
ただし、60Hzは従来のiPhoneやiPadが採用していた標準的なリフレッシュレートであり、ほとんどのユーザーにとって通常の使用で大きな支障が出るほどではありません。
しかし、120Hzの快適さを知っているユーザーには、違いがはっきり感じられるでしょう。
🎯 まとめ|こんな人におすすめ
「フレームレートを制限」設定は、高リフレッシュレートの快適さとバッテリー持続時間の、どちらを優先するかで選択が変わってきます。
「バッテリーの持ちを少しでも良くしたい」というProモデルユーザーの方は、ぜひ一度この設定を試してみてはいかがでしょうか。
いつでも簡単にオン/オフを切り替えられるので、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
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