食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

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毎日食べるものについて、深く考えたことはありますか?私たちが普段口にする食品には、気づかないうちにたくさんの食品添加物が使われています。健康に良いと思って選んでいるものにも、意外な「裏側」があるかもしれません。

このブログでは、長年食品添加物の開発に携わってきた専門家が、その実態と製造過程、そして私たちが知っておくべき真実を明らかにします。普段感じている「おいしさ」は、本当に素材の味なのでしょうか?表示だけでは分からない添加物の世界を、一緒に見ていきましょう。

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あなたの知らない「食品の裏側」

スーパーに並ぶ色鮮やかな食品や、手軽に食べられる加工食品。これらがどのように作られているか、深く考えたことはありますか?

「体のため」と選んでいる健康飲料やパックサラダ、そしてお子さんが大好きなミートボール。実は、その製造過程には私たちの想像を超える食品添加物が使われている可能性があります。

例えば、ある「健康飲料」には、なんとサボテンに寄生する虫をすりつぶして染めたものが使われているかもしれません。

サボテンに寄生する虫をすりつぶして染めた「健康飲料」を飲んでいるとは思いもしない。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

また、新鮮に見えるパックサラダは、長持ちさせるために殺菌剤のプールで何度も消毒されている事実があります。

「体のため」と買って食べているパックサラダが、「殺菌剤」のプールで何度も何度も消毒されているのを知りようがない。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

そして、お子さんの大好きなミートボールの「裏側」を知ると、きっと驚くことでしょう。

いま食べたミートボールが、大量の添加物を使って再生された廃棄寸前のクズ肉だということなど想像もできない。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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舌が覚える添加物の味

食品添加物のエキスパートである著者は、純粋な添加物はもちろんのこと、食品に混ざっている約100種類の添加物を舌で見分けることができるそうです。

私は純品の添加物ならほぼすべて、食品に混じりこんでいるものでも100種類ほどの添加物を、舌で見分けることができます。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

この能力は、長年食品添加物の開発に携わってきたからこそ培われたもの。私たちが「おいしい」と感じる味の裏には、巧妙に配合された添加物の存在があることを示唆しています。


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「端肉」から生まれる食品

安価な加工食品の多くは、通常では食品として使われない部分を有効活用しています。

発端はそのメーカーが、「端肉」を安く大量に仕入れてきたことでした。端肉というのは、牛の骨から削り取る、肉とも言えない部分。現在ではペットフードに利用されているものです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

このような「端肉」を、いかにして私たちが口にする「食品」として成り立たせるか。そこで活躍するのが、食品添加物なのです。


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コストと「それらしさ」の追求

市販のソースやケチャップも、コストを抑えるために添加物が多用されています。

ソースとケチャップも、いわゆる「市販」のものは使いません。そんなことをしていたら、採算が合わず値段を安くできないからです。コストを抑えるために添加物を駆使して「それらしいもの」をつくり上げるのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

「それらしいもの」を作るために、様々な添加物が駆使されている現状を、私たちは知る必要があるでしょう。


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「死の商人」との共通点?

著者は、食品添加物の問題と軍事産業に共通点を見出しています。

たとえは適切でないかもしれないが、軍事産業と同じだと思いました。人を殺傷する武器を売って懐を肥やす、あの「死の商人」たちと「同じ穴のむじな」ではないか。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

これは、消費者の健康よりも利益を優先する姿勢への強い警鐘と受け取れます。


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無添加明太子は存在しない?

明太子は、特に多くの添加物が使われている食品の一つとされています。

市販の明太子は、添加物を大量に使ってつくっているので、子どもに絶対与えたくない食品のひとつです。そもそも明太子は、「無添加明太子など存在しない」と断言するメーカーがあるほど、添加物なしでつくるのが困難な食品なのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

「無添加」と謳う明太子でさえ、実際には多くの添加物が使われている可能性も指摘されています。


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知らないことが問題

著者は、食品の「裏側」を知らずに食べている人がどれほど多いか、そこに問題提起をしています。

その「裏側」を知ると絶対に食べたくないと思う食品を何も知らずに食べている人が、いったいどれほどいるでしょうか。そこを私は問題にしたいのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

食品を選ぶ際に、私たちはもっと情報に目を向ける必要があります。


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添加物使用の判断基準の欠如

食品にどの添加物を使うかの判断が、製造者、販売者、購入者の三者で共通の認識となっていないことが問題であると著者は指摘します。

現状では、どの食品にどの添加物を使うかという判断が、つくる者、売る者、買う者という三者の「共通項」ではない。そこに問題があると私は言っているのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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添加物まみれの「得意様」

著者がかつて得意としていた顧客は、いずれも大量の添加物を使用する食品メーカーでした。

「明太子」 「漬物」 「練り物、ハム・ソーセージ」 といった製造会社が私のお得意様でした。当然ながら、これらの食品にはどれにも大量の添加物が使われています。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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「白い粉」の正体

特に明太子練り物ハム・ソーセージには、化学調味料が大量に使われているとのこと。

とくに「化学調味料」の量ときたら、明太子以上のものはないと言われるほどです。うま味を出すために、次々と袋を開けて「白い粉」をザーッと混ぜ込み、タラコを漬けるための調味液をつくります。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

私たちが「おいしい」と感じているのは、実は化学調味料の味かもしれません。

みんなが「おいしい」と言って喜ぶタラコや明太子、かまぼこの味──それは化学調味料の味なのです。いわば添加物の味を食品の味だと思って食べていて、化学調味料を「おいしい」と言って喜んでいるのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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添加物の複合摂取の問題

食品添加物は個々に安全性が評価されていますが、複数の添加物を同時に摂取した場合の影響については、十分に検証されていません。

添加物というものは、厚生労働省がひとつひとつ毒性のテストをして、一定の基準を満たしたもののみが認可されています。だから普通に食生活を送っている限り、添加物を摂取しても問題はない、というのが国の考えです。

しかし、それは単品使用の場合においてのテストであって、複数の添加物をいっぺんに摂取したらどうなるかという実験は十分になされていないのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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「無着色」のトリック

「無着色」と表示された食品でも、実際には多くの添加物が使われていることがあります。

20 種類のうち、「合成着色料」を2~3種類だけはずして、ほかの添加物はそのまま。それで「合成着色料を使っていません」と高らかに謳っている。こんな消費者を誤解させるような話があっていいのでしょうか。スーパーに並ぶ「無着色明太子」の中には、わざわざ「無着色」と金色のシールを貼っているものまであります。値段もほかの明太子より高い。 「こっちのほうが無着色だから体にいいのね」そう喜んで買う人はメーカーの思うツボ。「誇張表示」に惑わされてはいけません。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

これは「誇張表示」の一例であり、消費者が誤解しやすい表示には注意が必要です。


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注射器で注入される「肉用ゼリー」

加工肉の製造現場では、信じられないような光景が広がっています。

加熱すると固まる「ゼリー」を使用するのです。それ専用につくられた肉用ゼリー液を、豚肉のかたまりに注射器で打ち込むわけです。100本ぐらいの注射器で、肉のかたまりにいっせいにゼリーをチューッと注入するのです。一度見たら忘れられない、それはそれはすごい光景です。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

この光景は、食品の「本物」と「加工品」の差を物語っています。


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「浅漬けの素」の罠

手軽に作れる浅漬けも、市販の「浅漬けの素」を使うと、結局は添加物を摂取することになります。

一夜漬け、浅漬けでいいから、自分で漬けるのが一番です。自分で漬けるといっても、市販の「浅漬けの素」を使うということではありません。あれは添加物を大量に溶かし込んでつくられていますから、結局は完成品を買うのと同じことになってしまいます。浅漬けに必要なのは、いい塩とせいぜい細切り昆布程度です。やってみれば案外簡単にできるものです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

シンプルな材料で作る手作りの浅漬けが、最も健康的で安全な選択肢です。


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本物の調味料とは

醤油の本来の原料は、大豆、小麦、塩、そして麹です。

昔ながらのしょうゆの原料は、大豆と小麦、塩とこうじです。こうじからつくられた酵素が、大豆や小麦のたんぱく質をアミノ酸に、でんぷんを糖分に変えます。これがしょうゆのうまみの素です。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

一方で、添加物を使って作られた「醤油風調味料」も存在します。

昔ながらの本物しょうゆを「丸大豆しょうゆ」と呼ぶのに対し、こうした「しょうゆ風調味料」は「新式醸造しょうゆ」などと称して売られています。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

みりんも同様に、本来は焼酎ともち米、米麹を熟成させて作られます。

みりんは本来、焼酎ともち米、米こうじでつくります。もち米と米こうじを、焼酎の中で半年から1年ほど熟成させてつくります。この間にこうじの働きで、もち米のでんぷんがブドウ糖やオリゴ糖などに糖化され、さまざまな甘みが醸し出されます。アミノ酸や酸味や香りもつくられ、みりんの独特の風味が生まれます。

このみりんは、そのまま飲んでもおいしい。昔は台所仕事をする女中さんのひそかな楽しみだったくらいです。正月のおとそとしても飲まれていました。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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「本醸造」の落とし穴

「本醸造」と表示されていても、実は醸造用アルコールが添加されている場合があります。

一部に本醸造でつくった純米酒が入っているから、「本醸造」だと名乗っているだけのことです。それが証拠に、この手の「本醸造」のお酒の「裏」の表示をよく見ると、米、米こうじのほかに、「醸造用アルコール」とちゃんと書いてあるはずです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

お酒を選ぶ際にも、表示をよく確認することが重要です。


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「コーヒーフレッシュ」の衝撃

喫茶店などでよく使われるコーヒーフレッシュの正体をご存知でしょうか?

植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの──それがあの小容器の「コーヒーフレッシュ」の正体なのです。植物油を使うことで、牛乳や生クリームを使用するよりもはるかに安くできる。だから「使い放題」にできるのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

さらに、小さな容器の食品は、表示義務が免除されている場合があります。

容器や包装が小さい場合( 30 以下)は表示しなくていいと、食品衛生法で決められているのです。だから喫茶店やファミリーレストランで出された場合は、「裏」の原材料表示を確かめようがないのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

私たちが何気なく使っている「ミルク」は、水と油と複数の添加物でできた「ミルク風サラダ油」なのです。

仕上げは「カラメル色素」。ごく薄く茶色に着色することで、いかにもクリームらしい色合いになります。日持ちさせるために「pH調整剤」も入れます。クリームの香りの「香料」も入れます。あなたがいつもコーヒーに入れているあの「ミルク」──それは、水と油と複数の添加物でできた「ミルク風サラダ油」だったのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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「pH調整剤」の正体

pH調整剤は、単一の物質ではなく、複数の添加物の集合体です。

たとえば食品の変質・変色を防ぐ「pH調整剤」。これは、ひとつの物質名ではありません。「クエン酸ナトリウム」「酢酸ナトリウム」「フマル酸ナトリウム」「ポリリン酸ナトリウム」といった添加物の「集合体」なのです。4~5種類は使われているのが普通です。それぐらい入れないと、pHの調整効果が出ないのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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アミノ酸飲料の必要性

アミノ酸は、普段の食事から十分に摂取できるものです。

通常の食事をすれば、アミノ酸飲料程度のアミノ酸は十分とれます。アミノ酸飲料など飲まなくても、おにぎり一個、味噌汁一杯で、よほど良質のアミノ酸がとれるのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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表示されない添加物

加工食品には、原材料に含まれる添加物が最終製品に表示されない場合があります。

たとえば焼肉のたれをつくる際には、原材料にしょうゆを使いますが、このしょうゆに含まれる添加物は表示しなくていい、というわけです。先ほど述べたように、「しょうゆ風調味料」には多くの添加物が含まれています。しかし、最終的に出来上がる「焼肉のたれ」には、しょうゆの添加物の効き目は及ばないから表示しなくていい、ということになっているのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

また、みかんの缶詰の内皮除去に塩酸とカセイソーダが使われていても、中和されるため表示されない、といったケースも存在します。

たとえばみかんの缶詰は、内皮がむかれた状態で詰められています。この皮は塩酸とカセイソーダで溶かして除去していますが、塩酸はカセイソーダで中和されるため、みかんには残っていない、だから表示の必要はない、ということになっているのです。これもまた、消費者には見えない添加物でしょう。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

さらに、カット野菜パックサラダが長持ちする理由も、表示されない殺菌剤の使用にあります。

なぜ、「カット野菜」「パックサラダ」は長持ちするのでしょう?  それらが長持ちするのは、実は「殺菌剤」(次亜塩素酸ソーダ)で消毒しているからです。たとえ「殺菌剤」を使っていても、加工工程で使われただけで、製品になったときには残っていない──そんな理由から「殺菌剤」(次亜塩素酸ソーダ)という表示は免除。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

店内で製造・販売される食品にも表示義務がない場合があります。

店内で製造・販売するものも、表示は不要になります。持ち帰り弁当屋でつくられたお弁当などがこれに当たります。レストランのメニューもそうです。 「自分でつくって自分で売るから表示の必要はない」そういうことになっているのです。スーパーの店内でつくられる惣菜などもこれに該当しますが、こちらは自主的に原材料を表示するところが多くなっています。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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コンビニおにぎりの「裏側」

手軽なコンビニのおにぎりも、多くの添加物を含んでいます。

「今日はご飯を炊くのが面倒だから、コンビニのおにぎりで済ませましょう」 などといっておにぎりを買ってきたら、それだけで 10 種類近くの添加物を摂取してしまうことになるのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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虫由来の着色料「コチニール」

「コチニール」という着色料は、虫をすりつぶして作られています。

問題なのは「コチニール」(「カルミン酸」と表示することもあります)。これはサボテンに寄生する虫(カイガラムシ科エンジムシ)を乾燥させて、すりつぶして抽出する色素です。透明感のあるきれいなピンク色が特徴で、ペーハーを少し変えるとオレンジ色にもなります。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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「健康のため」の落とし穴

ツナ缶やパックサラダなど、「健康のため」と思って食べている食品にも、実は多くの添加物が使われています。

ツナに多くの添加物が使われているのです。ツナだけでも「調味料(アミノ酸等)」「pH調整剤」など、5~6種は使われています。もちろん、だからといって「ツナやサラダを食べるな」というわけではありません。ただ「健康のため」と思って食べているこのサラダにも、見えないところで 10 種類ほどの添加物が使われているのは、否定できない事実なのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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スナック菓子の秘密

スナック菓子も、ラーメンの粉末スープのようなものがまぶされていると表現されています。

同じ要領で、にんにくエキスを加えてまぶせば、スナック菓子に。言ってみればスナック菓子は、ポテトやコーンにラーメンの粉末スープをまぶしているようなものなのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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「塩素化合物」の危険性

食品加工に使われる塩酸は、発がん性が疑われる「塩素化合物」を生成する可能性があります。

そこで問題となるのは塩酸を使うこと。塩酸はいうまでもなく劇薬ですが、これを使うことによって「塩素化合物」ができてしまう恐れがあるのです。「塩素化合物」は、「たんぱく加水分解物」をつくるTときの副産物といってよいものですが、発ガン性が疑われている物質です。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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食品選びのヒント

食品添加物の摂取を減らすための簡単なヒントは、食品の「裏」の表示を確認することです。

「台所にないもの=食品添加物」 という図式のもと、「裏」を見て、なるべく「台所にないもの」が入っていない食品を選ぶだけで、随分、添加物の少ない食品を選ぶことができるのです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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「それなりの水」の正体

市販の安価なミネラルウォーターも、実は水道水を浄化し、ミネラルを強引に加えただけの場合があるとのことです。

スーパーで売られている安い「それなりの水」は、たんに水道水を機械で浄化し、ミネラルを強引に加えただけのものだということです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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手作りで添加物ゼロの食卓を

ドレッシングやポン酢、焼肉のタレなども、手作りすれば添加物ゼロで、しかも安く、そして美味しく作ることができます。

ドレッシングもポン酢も焼肉のタレも、全部手づくりできます。それほど難しい作業ではありませんし、そもそも手づくりしたほうが圧倒的に安い。添加物もゼロで済みます。それになんといってもおいしい。本物のしょうゆと本物の酢、手づくりのだしとゆずの果汁でつくったポン酢は、それはそれはおいしいものです。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著


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私たちは本当にそれらを必要としているのか?

最後に、著者は私たちに問いかけます。

10 種類以上の「白い粉」をバサバサと混ぜ込んで、赤ちゃんみたいなつやつやの肌にして、不自然なほど鮮やかなピンクに染めたタラコが本当に必要でしょうか。いくら色がきれいだからといって、虫をすりつぶして抽出した物質で染めた、そんな飲み物やハムがどうしても必要でしょうか。イオウ化合物の漂白剤のプールでこれでもかというほど真っ白に漂白した漬物や野菜が本当に必要でしょうか。

引用:『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 安部 司著

この問いは、私たちが日々の食生活を見直すきっかけとなるのではないでしょうか。私たちが本当に求める「おいしさ」とは何か、改めて考えてみませんか?

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