iPhone 15シリーズで端子がUSB-Cになったことにより、ケーブルの統一や外部接続での拡張性が上がりました。
15シリーズの魅力のひとつがカメラです。
写真撮影は最大48MPのProRaw、ビデオ撮影は4Kととにかくストレージをたくさん使います。
それを最大限活用するために外部SSDでストレージの拡張をすることに。
筆者のiPhone 15 Proは128GBということもあり、NextorageのSSDを購入。
驚くほど小さくコンパクトで持ち運びにも便利で気に入ったのでレビューします。
なぜiPhone 15 ProにSSDが必要なのか?
カメラを最大限活用するためにはストレージの容量がたくさん必要です。
- ProRawでの写真撮影でファイルサイズが75MB
- ProResでのビデオ撮影は4K/24 fps1分で150MB
写真もビデオも容量が大きいためストレージを圧迫します。
128GBという容量では心もとないためSSDが必要になりました。
ストレージが大きいiPhone 15 Proを買えばいいのでは?
iPhone 15 Proは1TBモデルもあるのになんで128GBモデルにしたのか?
それはコストパフォーマンスのためです。
128GBモデルが159,800円で1TBモデルが234,800円とその差なんと75,000円!
75,000円もあったらSSDはおろかAir PodsやiPadまで買えてしまいます。
Nextorageを選んだ理由
ポータブルSSDといえばSamsungやSanDiskがメジャーな印象です。
Nextorageとは一体どんな企業なのでしょうか?
Nextorage株式会社(ネクストレージ株式会社)はメモリー・ストレージ・ソリューション事業に特化した会社として2019年10月1日に発足しました。ソニーにおけるメモリーストレージ20年の歴史を継ぐ技術者とスタッフ集団を中心に創られた会社です。
引用:Nextorage
商品のレビューにも書かれていましたが、ソニー出身の方たちの会社なので安心ということとブラックフライデーで値下げになっていたのでコスパの良さで購入しました。
内容物
- SSD本体
- キャリングポーチ
- ケーブル2本
上記3つが入っていました。
パッケージは白と青のシンプルなパッケージで日本語だけでなく、英語や中国語?も記載してあります。
Nextorageのホームページも白と青が基調だったので企業のイメージカラーのようです。
SSD本体はブラックカラーでNextorageのロゴがありシンプル。
質感はプラスチックなので高級感はないですが、驚くほど軽いです。
また高級感のあるPUレザーキャリングポーチが付属しポーチに入れたままSSDを使えるので傷や汚れから守れます。
ケーブルも付属していて、USB-A to USB-CとUSB-C to USB-Cの2本です。
USB-C端子になったiPhone 15シリーズはもちろん、MacやWindows、PS5などのゲーム機にもすぐに使えます。
重さはたったの19g
SSD本体の重さはなんと19g!手にとってみると驚くほど軽いです。
普段持ち歩くであろうポーチとケーブル込みの重さは39g。
ストレージ容量が128GBのiPhoneでの運用だとしてもこんなに軽いSSDならば持ち運びも楽です。
クレジットカードより2周りも小さい
NextorageのSSDは軽いこともメリットのひとつですが、小ささも驚異的。
クレジットカードと重ねて比較すると2周りも小さいです。
前述したようにポーチが付属しているのでポケットやガジェットポーチに気軽に入れても傷や汚れの心配はありません。
ケーブルがiPhoneのケースに干渉しないのか?
SSDを購入するにあたっていろいろ調べました。
まず検討したのが、ケーブルがなくiPhoneに直挿しできるタイプのSSD。
ケーブルがないのでSSDを挿したまま撮影ができて便利そうだなと思ったのですが、ストレージ容量の大きいものがあまりないことと、分厚いiPhoneケースをつけているとケースが干渉してSSDがつけられない懸念があり断念しました。
Nextorageの付属ケーブルはちゃんと接続できました。
ケーブルの根本が少し太く、更に筆者が使用しているESRのiPhoneケースは分厚かったので不安でしたが、ケースが柔らかい素材だったので無事SSDに接続できたのでよかったです。
ハード素材のiPhoneケースを使っている方や直挿しタイプのSSDを使いたい場合はiPhoneを裸で使うか、薄いケースにしたほうがよさそうです。
iPhoneのファイルアプリで管理
iPhoneとSSDを繋いでファイルアプリを開きます。
ブラウズタブの場所の下にNextorageのSSDの型番である「NX-P2SE2TB」が表示されます。
ケーブルで繋ぐだけでかんたんにSSDに接続でき、使い終わったらケーブルを抜くだけで楽な仕様です。
写真やビデオのコピー方法
iPhoneの写真アプリでコピーしたい写真やビデオを選び共有のボタンをタップします。
下にスクロールすると「”ファイル”に保存」が出てくるのでタップ。
ファイルアプリが開くので「NX-P2SE2TB」を選択して「保存」するとコピー完了です。
SSDに写真が保存されました!
Blackmagic Cameraは直接SSDへ保存できる
iPhoneの純正カメラアプリではビデオのProRes撮影ができず、外部SSDを接続しなくてはなりません。
Blackmagic Cameraを使えばなんとSSDなしでProRes撮影ができてしまうので今注目されているビデオ撮影アプリです。
ビデオファイルはサイズがとにかく大きいのでSSDに接続して撮影するという方もいらっしゃると思います。
Blackmagic CameraはiPhoneのストレージではなく外部SSDに直接ビデオを保存できるんです。
iPhoneとSSDを接続してBlackmagic Cameraのアプリを開きます。
右下の歯車の「設定」をタップ。
下にスクロールするとメディアの中に「クリップの保存先」が出てくるのでタップします。
「アプリ内のみ」にチェックがついているので、下のファイルをタップしてチェックがつけば完了です。
iPhone 15シリーズがUSB-C端子になってよかった
今やスマホのカメラは日常でなくてはならないものになっており、iPhoneも新しい機種が出るたびにカメラもアップデートされどんどんキレイに撮れるようになっています。
写真やビデオファイルがたまるとiPhone本体のストレージを圧迫してしまうので、本体のストレージが大きいモデルを購入したりiCloudなどのクラウドストレージサービスに保存するという方法もあると思います。
今回はSSDに保存する選択をとりました。
理由はコスパと持ち運びやすさです。
NextorageのSSDはクレジットカードよりも2周りも小さく、19gという超軽量。
1TBは1万円ちょっと、2TBでもセール時には1万円強で手に入るのでiPhoneのストレージの少ないモデルで運用すればコスパ抜群です。
iPhone 15 Proで写真やビデオ撮影が捗りそうです!
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