4日で体の中からスッキリ!「毒出し」ファスティングで細胞から若返る

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「最近体が重い」「疲れがとれない」と感じていませんか?それはもしかしたら、体に溜まった「毒」が原因かもしれません。本書『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』は、体に不要なものを排出し、細胞レベルで体をリフレッシュする「毒出し」ファスティングの方法を紹介しています。4日間で無理なくできる、体の中からきれいになる秘訣を一緒に見ていきましょう。


 

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あなたの体は「毒」でいっぱい?現代社会に潜む落とし穴

私たちの身の回りには、知らず知らずのうちに体に負担をかける物質があふれています。

  • トランス脂肪酸

  • 食品添加物

  • 残留農薬(殺虫剤、除草剤、防カビ剤)

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

これらは、現代社会に生きる私たちが避けては通れない問題です。特に、マーガリンやサラダ油などに含まれるトランス脂肪酸は要注意です。

マーガリンやサラダ油など、人工的に精製された「トランス脂肪酸」 の蓄積がカラダの至るところで慢性炎症を引き起こしています。 なぜそうなるのか。それは脂質が細胞膜の原料だからです。 自然界に存在しない脂質が細胞膜になることで、その柔軟性が失われます。すると細胞が機能不全を起こすというわけです。 トランス脂肪酸は、一度、体内に取り入れられると、代謝するまでに6か月以上の時間がかかります。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

細胞膜の原料となる脂質が不自然な形になることで、細胞が正常に機能しなくなるというから恐ろしいですね。これらの「毒」を体から出すことが、健康への第一歩となります。


 

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毒出しの切り札「ファスティング」と「オートファジー」の力

ファスティング(断食)と聞くと、「つらい」「無理」と感じる方もいるかもしれません。しかし、本書が提唱するファスティングは、体本来の力を引き出すための賢い方法です。

ドイツでは「ファスティングで治せない病気は医者でも治せない」と言われ、フランスでは「メスを使わない手術」と言われています。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

ファスティングは、まさに「メスを使わない手術」とも言えるほど、体を変える可能性を秘めています。その鍵を握るのがオートファジーです。

ファスティングをすると、体内のこの古い細胞をリサイクルする機構にスイッチが入ることが知られています。 これを「オートファジー」と言います。 イギリスの細胞生物学者クリスチャン・ド・デューブが、細胞が自らの古い細胞を自死させて分解している現象を発見しました。自分の細胞を食べているように見えるので、ギリシャ語で「オート=自己」「ファジー(食べる)」と命名されました。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

オートファジーとは、細胞が自らの古い細胞を分解・リサイクルする仕組みのこと。この働きによって、体内の老廃物が排出され、新しい細胞が作られるのです。

「いわゆる『細胞便秘』(毒素細胞=脂肪細胞、重金属・軽金属・糖化物、その他)が、断食を実施することによってアポトーシス(自死)をして、崩壊物となり排泄されるのです。それが宿便なのです」 ※鶴見隆史『オートファジーで細胞からととのう3days断食』評言社

つまり宿便とは、腸だけではなく、肝臓や腎臓などそれぞれの臓器の〈老化した細胞が出てきたもの〉と考えることができるのです。 臓器の老化細胞の塊、これこそが宿便です。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

宿便は、腸だけでなく、臓器に溜まった老化細胞の塊でもあったのですね。ファスティングでオートファジーを活性化させることは、まさに体のデトックスに繋がるのです。

 

オートファジーの驚くべき力

私たちは毎日、膨大な量のタンパク質を体内で作り出しています。

ところで、1日に成人男性が摂取すべきとされているタンパク質の量はどれくらいかご存じでしょうか? 答えは 60 g 程度です。 では、人間は1日どれくらいのタンパク質を、自分でつくっているでしょうか? 答えは240 g です。 こう考えると、かなりの量をオートファジーでつくっていることになります。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

1日に240gものタンパク質を体内で作っているとは驚きです。この多くがオートファジーによってまかなわれていると考えると、その重要性がわかります。


 

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4日間で無理なく実践!毒出しファスティングのポイント

ファスティング中に固形物を摂れないと思うかもしれませんが、本書では「液体」で栄養を摂ることを推奨しています。

それは、 1日3食しっかりつくって摂取すること です。「えっ? ファスティング中にそんなこと無理です」と思う方もいらっしゃるでしょうが、十分に可能です。 ポイントは、オートファジーモードに入るのを止めないことです。 固形物を食べて消化吸収のスイッチを入れると、このモードがストップしてしまいますので、「液体」として摂ることです。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

消化吸収のスイッチを入れないよう、液体で栄養を摂ることがポイントです。

 

エネルギー源の切り替え

ファスティング中は、体のエネルギー源も変化します。

人間は主として「脂質」と「糖質」の2つのエネルギー調達回路があります。 ファスティングをすると、3日目あたりで体内の糖質が使い尽くされ、脂質をエネルギー源として使うモードにギアチェンジします。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリノツ』織田 剛著

糖質が尽きた後、脂質をエネルギー源として使う「ケトン体モード」に切り替わることで、脂肪燃焼が促進されます。

 

腸内環境を整える「ハーブシェイク」

ファスティング中、特におすすめなのが「毒出しのハーブ」として紹介されているサイリウムです。

毒出しのハーブとして、水溶性食物繊維が多く含まれたサイリウム(オオバコの種のカラ)を水に混ぜて飲むことです。 サイリウムは、伝統的な腸の洗浄のハーブです。 粉末になっているものが、ネットなどでも簡単に手に入ります。 水溶性食物繊維が多めですが、不溶性食物繊維もバランスよく含まれていて、水を入れると膨張してゼリー状になります。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

サイリウムは水に混ぜるとゼリー状になり、腸の掃除に役立つとされています。本書では、このサイリウムを使った具体的なハーブシェイクのレシピが紹介されています。

腸の毒出しファスティング中は、朝に①と②をブレンドしたハーブシェイクをつくって飲みます。 水500 ml に対して、サイリウム2g、センナ1gがおすすめです。 4日間お腹が緩めの状態が続きますが、それで毒出しができます。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

朝のハーブシェイクは、水500 ml に対して、サイリウム2g、ミルクシスル1gがおすすめです。昼のハーブティーは、ネットなどで購入できるたんぽぽ茶で構いません。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

朝のハーブシェイクは、水500 ml に対して、サイリウム2g、ウワウルシ1g程度の割合がおすすめです。昼のハーブティーは、ネットなどで購入できるスギナ茶で構いません。

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

サイリウムに加えて、センナ、ミルクシスル、ウワウルシなど、目的に合わせてハーブを組み合わせることで、より効果的なデトックスが期待できます。

 

腸内細菌の重要性

腸内環境は、私たちの健康に大きく影響します。

「食物繊維を摂らないと腸内細菌は唯一残された食べ物、つまりあなた自身を食べるしかない。腸内細菌が腸の粘液層に含まれる多糖類(ムチン)を食べると、腸の内壁がどんどん薄くなっていく」

引用:『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』織田 剛著

食物繊維をしっかり摂ることで、腸内細菌を健康に保ち、腸の粘膜を保護することがいかに大切かを示しています。


 

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4日で始める新しい自分

『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』は、単なる断食本ではありません。体の仕組みを理解し、細胞レベルから健康を取り戻すための指南書です。

ファスティングによってオートファジーを活性化させ、体に溜まった不要なものを排出し、腸内環境を整える。この一連のプロセスを通じて、あなたは4日間で新しい自分に出会えるはずです。

この本を手に取って、あなたも「毒出し」ファスティングを始めてみませんか?

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