新型iPhoneのカメラ性能を最大限に活かしたい。一方で、高価なレンズを傷や汚れから守りたいというニーズは高まっています。
今回は、NIMASOから発売されたiPhone 17 Pro用カメラレンズカバーを実際に購入し、その内容物から装着の様子、そして数日間使用した後の正直な感想までを徹底レビューします。
手軽にレンズ保護ができるアイテムですが、思わぬ落とし穴もありました。購入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
内容物と開封の儀

今回試すのは、NIMASOのiPhone 17 Pro用カメラレンズカバーです。
ケースはApple純正のテックウーブンケースにしました。
届いたパッケージには、期待以上に充実した内容物が含まれていました。
パッケージ内容

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カメラレンズカバー: 予備を含めた2枚セット。
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クリーニングキット: レンズカバーと同じく2セット。
クリーニングキットの詳細

装着前の下準備は保護フィルム系アイテムの成功を左右します。NIMASOのキットは番号が振られており、非常に分かりやすい構成でした。
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ウェットシート(1: Wet Wipe): レンズ表面の油分や指紋を拭き取ります。
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ドライシート(2: NIMASOロゴ入り): ウェットシート後の水分を拭き取り、レンズを乾燥させます。
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ホコリ取りシート(3: Dust Absorber): 最後に残った微細なホコリを取り除きます。
装着プロセスと失敗談

クリーニングを丁寧に行い、慎重にレンズカバーを装着しました。
カバーは三眼カメラとフラッシュ・LiDARを覆う一体型。
3つのカメラレンズに合わせることで簡単に貼り付けができました。
装着直後の問題|気泡が残る

期待を込めて装着したものの、残念ながら気泡が残ってしまいました。
カメラユニット部分はフラットなので平らだと思っていたのですが、どうやらそうではなかったようです。
何度か指で押し付けて気泡を外へ逃がそうと試みましたが、気泡は解消されませんでした。
【教訓】
クリーニングは完璧に行ったつもりでも、カバーの粘着面が非常にデリケートなため、わずかな傾きやホコリの侵入で気泡が発生しやすいのかもしれません。
しばらく使ってみて
気泡が残ったまま、しばらくの間(数週間)カメラレンズカバーを使用し続けました。
気泡は消えず、ホコリが侵入

「時間が経てば自然に気泡が消えるかも」という淡い期待も虚しく、気泡は消えませんでした。
それどころか、使用しているうちに、カバーの端から微細なホコリが徐々に侵入してきているのを確認しました。
これは致命的です。カメラレンズの保護が目的のはずが、ホコリが侵入することで、かえってレンズを傷つけるリスクや、画質に影響を与えるリスクが発生してしまいます。Apple純正のテックウーブンケースと併用していましたが、それでも密着性の問題からホコリの侵入は防げませんでした。
クリアではなく色付きを買うのがおすすめ

今回購入したNIMASOのiPhone 17 Pro用カメラレンズカバーはクリアだったため、気泡が目立ち、ホコリが侵入していました。
しかし、この商品にはカラバリがあります。
iPhone 17 Proの本体に合わせてオレンジ、シルバー、ブルーの3色があるので、気泡やホコリがイヤな方はこちらを購入したほうが良さそうです。
メリット・デメリットと結論
メリット
| 特徴 | 詳細 |
| 充実した内容物 | 2枚セット、2セット分のクリーニングキットがあり、コストパフォーマンスが良い。 |
| 個別リングタイプ | カメラのデザインをあまり損なわない(好みによる)。 |
| 装着ガイドフレーム | 装着時の位置合わせは非常に簡単。 |
デメリット
| 特徴 | 詳細 |
| 密着性に課題あり | 気泡が残りやすい。 |
| ホコリの侵入 | 長期使用でカバーの縁から微細なホコリがレンズ周りに入り込む。 |
| 保護の目的が果たせない可能性 | ホコリの侵入により、かえってレンズを危険にさらす。 |
結論
NIMASOのiPhone 17 Pro用カメラレンズカバーは、パッケージ内容や装着への配慮は優れていましたが、肝心要の密着性と防塵性において課題が残る結果となりました。
高価なiPhoneのレンズを保護するためにこの製品を導入するなら、クリアではなくiPhone 17 Proの本体に合わせた色つきタイプを選ぶのがおすすめです。
今回は私の貼り付け技術の未熟さも影響した可能性がありますが、予備の1枚も試すかどうかは、ホコリの侵入リスクを考えると躊躇してしまいます。
iPhone 17 Pro用のカメラレンズカバーを検討されている方は、色付きタイプを選ぶことを強くおすすめします。
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