動画視聴や読書、ちょっとした調べ物など、エンタメデバイスとして手放せないiPad。私も2018年発売のiPad Pro 12.9インチ(第3世代)を愛用し始めて、気がつけば今年で7年目に突入しました。毎日使うものだからこそ、長年使っているとどうしても避けられないのがケースの劣化問題です。
私のiPad Proも、長年の使用でケースがボロボロになり、見苦しい状況に。そこで新しいケースへの買い替えを決意したのですが、私のiPad Proはほぼ動画視聴専用。そのため、正直なところ「できるだけお金をかけたくない」というのが本音でした。
オンラインショップで様々なケースを見て回りましたが、iPad Pro 12.9インチ用のケースはそれなりの値段がするものが多く、なかなか手が出ません。そんな中で見つけたのが、なんと698円という驚きの激安価格で販売されていたケースでした。
正直なところ、レビューや情報がほとんどない商品だったので、品質にはかなり不安がありました。「安かろう悪かろう」という言葉が頭をよぎり、買って失敗したらどうしよう…と悩みましたが、698円ならたとえ失敗しても諦めがつくと思い、思い切って購入してみました。
結果として、この激安ケースは私の期待を大きく上回るものでした。今回は、実際に使ってみてわかったこのケースの魅力と、なぜ「コスパ最高」だと感じたのかを詳しくご紹介したいと思います。
驚きの対応モデルの幅広さ
まず驚いたのが、このケースが対応しているiPad Proのモデルの幅広さです。私が使用している第3世代(2018年発売)だけでなく、第4世代(2020年発売)、第5世代(2021年発売)、そして第6世代(2022年発売)まで対応しているとのこと。これだけ多くの世代に対応しているということは、それぞれのモデルの細かな仕様の違いを吸収できる汎用性の高い設計になっているということでしょう。
iPad Pro 12.9インチは、世代によってカメラの形状や筐体の厚みなどが微妙に異なります。特にカメラ部分は、世代が新しくなるにつれてレンズの数が増えたり、出っ張りが大きくなったりしています。そのため、全ての世代に対応させるには、カメラ穴を大きめに開けるなどの工夫が必要になります。このケースはそういった設計上の工夫がなされており、どの世代のiPad Pro 12.9インチでもフィットするようになっています。
もし将来的に新しいiPad Pro 12.9インチに買い替えることになっても、このケースが引き続き使える可能性があるというのは、地味に嬉しいポイントです。
iPadケース選びで最も重視する「オートスリープ機能」
iPadのケースを選ぶ上で、私が最も重視すると言っても過言ではないのがオートスリープ機能です。これは、ケースのフタを閉じると自動的にiPadがスリープ状態になり、開けると解除されるという非常に便利な機能です。
この機能がないケースを使っていた時期もありましたが、そのたびに手動で電源ボタンを押してスリープにするのが面倒で仕方ありませんでした。動画視聴中に少しだけ中断したい時や、持ち運びの際にバッテリーの無駄な消耗を防ぎたい時など、オートスリープ機能があると格段に利便性が向上します。
698円という価格だったので、正直「オートスリープ機能はついていないかもしれない」と半ば諦めていました。しかし、実際に使ってみると、フタを閉じるとカチッと音がして画面が消え、開けるとすぐにホーム画面が表示される。まさに求めていたオートスリープ機能が完璧に動作してくれたのです。この機能が備わっているだけでも、698円の価値は十分にあると感じました。マグネットもしっかり効いており、カバンの中で不用意にフタが開いてしまう心配もありません。
Apple Pencilにもしっかり対応
私は普段Apple Pencilをあまり使わないのですが、たまにメモを取ったりする際に活用しています。iPad Pro 12.9インチの側面にはApple Pencilを磁力で装着して充電できるスペースがありますが、ケースによってはこの部分が塞がれてしまい、Apple Pencilを装着できないものもあります。
この激安ケースは、側面がApple Pencilの装着と充電に対応するようにくり抜かれているため、ケースを装着したままでもApple Pencilをしっかりと取り付けて充電することができます。地味なポイントではありますが、Apple Pencilユーザーにとっては非常に重要な点です。もしこの部分が塞がれていたら、いちいちケースを外して充電しなければならず、利便性が大きく損なわれていたでしょう。
半透明のミニマルデザイン
ケース自体は、スモークがかった半透明の素材でできています。このデザインが、個人的にはとても気に入りました。iPad Proの美しい本体デザインを完全に隠してしまうことなく、うっすらとAppleのロゴや本体の色が透けて見えるのがおしゃれです。
また、完全に透明なケースだと指紋やホコリが目立ちやすいというデメリットがありますが、この半透明のスモークデザインは、そういった汚れが目立ちにくいという利点もあります。非常にシンプルでミニマルなデザインなので、iPad Pro本体の美しさを損なわず、どんなシーンにも馴染みます。余計な装飾がないため、飽きがこず長く使える点も評価できます。
期待以上の耐久性と質感
698円という価格から想像していたのは、ペラペラで安っぽい素材のケースでした。しかし、実際に手に取ってみると、良い意味で期待を裏切られました。素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)のような、しなやかでありながらもしっかりとした厚みのある素材で、背面は固めの作りになっています。フタの部分も適度な厚みと弾力があり、安っぽさは感じられません。
特に感心したのは、各ポートやボタン部分のくり抜きが非常に正確であることです。充電ポートやスピーカー、音量ボタン、電源ボタンなど、どれもズレがなく、ケースを装着したままでも快適に操作できます。これだけ精度が高いと、製造工程もしっかりしていることがうかがえます。
なぜこの激安ケースは「コスパ最高」なのか
698円という価格で、これだけの機能と品質を備えているこのiPad Proケースは、まさに「コスパ最高」と呼ぶにふさわしい製品だと断言できます。
オートスリープ機能、Apple Pencil対応、複数世代への対応、そしてシンプルで使いやすいデザイン。これら全てが揃っているにもかかわらず、1,000円を切る価格で手に入るとは、正直驚きです。特に私のように、動画視聴がメインでケースに多くのお金をかけたくないという方には、自信を持っておすすめできます。
もちろん、高級感のある本革製ケースや、より複雑な機能を持つ多機能ケースと比較すれば、シンプルさは否めません。しかし、「必要十分な機能」と「手軽な価格」を両立しているという点で、このケースは非常に優れた選択肢だと思います。
もしあなたがiPad Pro 12.9インチ(第3世代~第6世代)のケースを探していて、できるだけ費用を抑えたいと考えているなら、ぜひこの698円の激安ケースを試してみてはいかがでしょうか。きっと、期待以上の満足感を得られるはずです。
このケースが、あなたのiPadライフをさらに快適にしてくれることを願っています。
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