11インチiPad Pro (M4)を購入してから手書きの機会が非常に増えました。
そこで気になったのが、iPadに手書きしているときに文字の線が途切れること。
あまりにも途切れて更に反応しなくなりまったく書けなくなることもありました。
手書きに支障が出るので、原因を調べてみたところペン先の劣化でした。
他にも試したことを解説します。
iPadの画面が汚れていないかを確認
まず確認したのが、iPadの画面です。
汚れがないか？ある場合はキレイに拭き取ります。
しかし、手書きが途切れるのは変わりませんでした。
アプリのパームリジェクション設定の確認
パームリジェクションとは、iPadで手書きする際に置いている手が反応しないようにする機能です。
iPadにペンだけが触れれば問題ないのですが、紙に書くようにするとどうしてもiPadに手を置かなくてはなりません。
そのパームリジェクションの設定を確認してみます。
Appleのフリーボードに設定はない
1つの画面にほぼ無限に書き続けることのできるフリーボード。
Apple純正のアプリで無料で使えるのが魅力で読書で気になったところをスクショして考えたことを書き込んだり、思考をまとめるのに重宝しています。
調べてみたところ、Appleのフリーボードにはパームリジェクションの設定はありませんでした。
GoodNotesの場合
手書きアプリの定番であるGoodNotes。
有料アプリではありますが、ジャンルごとにフォルダ分けして手書き日記や今思っていることを1枚の紙に書き出すイメージでなぐり書きしたりと便利です。
GoodNotesの設定を見てみるとパームリジェクションの項目があります。
設定→「スタイラス＆パームリジェクション」と進みます。
その中に「感度」と「手の位置」があるのでそれぞれ調整してみました。
しかし、これでも変化がなく相変わらず手書きが途切れてしまいます。
ペン先を確認
iPadの画面、アプリの設定と見直してきましたが、効果なし。
次に疑ったのがスタイラスペンです。
ペン先を見てみると、なんとヒビが入っていました。
確かに最近よく手書きをするようになり、すっかりペン先が劣化するということを失念していました。
あとは床に落としたりもしていたので、衝撃にも弱いようです。
Apple Pencilも他社製のスタイラスペンも確かに予備のペン先が付属しています。
それがペン先は劣化するものだという証拠なのだと理解しました。
ペン先を交換して解決
スタイラスペンのペン先からヒビが入っていたので、予備と交換。
すると、ちゃんと途切れず手書きができるようになりました。
iPadでの手書きをより快適にする追加のポイント
ペン先の寿命について
Apple Pencilのペン先の寿命は使用頻度によって大きく異なります。
毎日数時間使用する場合は頻繁に、週に数回程度の使用であれば数ヶ月に一度、ペン先の状態を確認することをおすすめします。
ペン先の交換時期の目安
- 書き味が明らかに変化した時
- 画面に傷がつきそうな違和感を感じた時
- ペン先が摩耗して平らになってきた時
- 1年以上使用している場合は予防的な交換を
適切なペン先の保管方法
予備のペン先は湿気を避け、清潔な場所で保管することが重要です。
専用のケースや密閉容器に入れて保管すると長持ちします。
ペン本体も、使用しないときはペン先を上向きにして置くことで、不要な圧力がかかるのを防げます。
その他のトラブルシューティング
Bluetooth接続の確認
手書きが途切れる原因として、Bluetooth接続の不具合も考えられます。
以下の手順で確認してみましょう。
- 設定アプリから「Bluetooth」を開く
- Apple Pencilの接続状態を確認
- 一度接続を解除して再接続
- それでも改善しない場合はiPadの再起動を試す
バッテリー残量の影響
Apple Pencilのバッテリー残量が極端に少なくなると、書き味が悪くなったり反応が遅くなったりすることがあります。
20%を下回る前に充電することをおすすめします。
画面保護フィルムの選択
適切な画面保護フィルムの選択も重要です。
ペーパーライクフィルムのメリット
- 紙に近い書き味が得られる
- ペン先の摩耗を軽減できる
- 画面の反射を抑えられる
ガラスフィルムのメリット
- 画面の視認性が高い
- 耐久性に優れている
- タッチ操作の精度が高い
アプリケーションの最適化
書き味を改善するアプリ設定
多くの手書きアプリには、書き味をカスタマイズできる機能があります。
- ストロークの太さ調整
- 筆圧感度の設定
- 手書き時の遅延調整
- 各種エフェクトのON/OFF
バックアップの重要性
手書きデータの保護
重要な手書きデータは定期的にバックアップを取ることをおすすめします。
- iCloudへの自動バックアップの設定
- 重要なノートの手動エクスポート
- 別デバイスへの同期設定
長期的な使用のために
コスト管理
Apple Pencilのペン先は消耗品です。
長期的な使用を考えると、以下の準備があると安心です。
- 予備のペン先を常に確保
- 純正品と互換品の比較検討
- 定期的な交換費用の予算化
まとめ
iPadでの手書きトラブルは、適切なメンテナンスと使用環境の整備で大きく改善できます。
特にペン先の管理は最も重要なポイントです。
定期的なチェックと適切な対応で、快適な手書き環境を維持しましょう。
これらの対策を実施することで、iPadでの手書き作業がより快適になり、作業効率も向上します。
日々の使用方法を見直し、必要に応じてメンテナンスを行うことで、長期的に良好なパフォーマンスを維持できます。
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