みんな使っているiPhone。
通信をするために小さなSIMカードが入ってることをご存知でしょうか?
その物理的なSIMカードに代わってSIMカードが不要なeSIMが登場しました。
最近話題のeSIM(embedded SIM)について、私たち日常的にスマホを使う人の目線から見たメリットとデメリットをお話しします。
eSIMって何?
まず簡単に説明すると、eSIMは従来の物理的なSIMカードの代わりにスマホに組み込まれる電子的なSIMです。
携帯会社の方にやってもらっている人は知らないかもしれませんがこれがないと通信できません。
eSIMは小さなカードを差し替える必要がなく、設定だけで通信事業者を切り替えられる新しい技術なんです。
メリット:ユーザーにとっての利点
1. SIMカードの交換が不要に
これが一番わかりやすい利点かもしれません。
iPhoneに付属しているSIMピンを見たことがありますか?
あれってとても小さく、iPhone本体のSIMスロットも本当に小さいです。
あの小さなSIMカードを探したり、ピンで取り出したりする必要がありません。
iPhoneを新しく買い替えたときの面倒な作業から解放されます。
2. 海外旅行が楽になる
海外に行くたびに現地のSIMカードを買う必要がなくなります。
到着前にアプリで現地の通信事業者を選んでおけば、着いたらすぐにネットが使えます。
観光の時間を無駄にせずに済みますし、取り外した日本のSIMを保管する必要もありません。
3. 複数回線の使い分けが簡単
仕事用と私用で回線を分けたい人にはこれが便利。
1台のスマホで複数の回線を簡単に切り替えられます。
電話用と通信用でスマホを2台持ちしている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな煩わしさから解放されます。
使用例
例えば基本料金0円のpovo2.0で必要なときにデータ通信を課金し格安な別の通話のeSIMを契約すれば費用を抑えられます。
povo2.0のデータプランでデータトッピング3GBで990円+mineoのマイそくスーパーライト250円=1,240円で使えます。
mineoを愛用していますがデータ量がちょうどいい3GBのプランがなくなってしまいました。
この方法ならば料金を抑えつつ最適な容量を選べます。
デメリット:気をつけるべき点
1. 対応機種が限られている
残念ながら、まだすべてのスマホがeSIMに対応しているわけではありません。
iPhoneであればXS以降の機種です。
それより古いiPhoneの場合は新しい端末に買い替える必要があります。
2. 設定が少し面倒
最初の設定は、慣れないと少し複雑に感じるかもしれません。
ブラウザ上の手続きなどネット上でのやりとりになります。
eSIMを取り扱っている店舗はまだ少ないようです。
3. キャリアの選択肢が限られる
現時点では、すべての通信事業者がeSIMに対応しているわけではありません。
特に格安SIMを使いたい人は、選択肢が限られる可能性があります。
格安SIMで有名なIIJmioやmineo、何かと話題の楽天モバイルも対応しているので選択肢はそこそこ多いです。
eSIMで身軽になろう
eSIMは、私たちiPhoneユーザーの生活をより便利にしてくれる可能性を秘めています。
物理的なSIMカードから開放されて簡単に移行できるからです。
特に、頻繁に海外に行く人や、複数の回線を使い分けたい人には大きなメリットがあります。
一方で、対応機種などまだ発展途上の技術でもあるので、いくつかの制限や注意点もあります。
自分の使い方に合っているかどうか、よく検討してみる価値はありそうです。
みなさんは、eSIMに興味がありますか?今回の記事で少しでも理解が進んだのならば嬉しいです。
次にスマホを買い替えるときは、eSIM対応機種を選んでみるのも面白いかもしれません。
スマホ技術は日々進化しています。
これからも最新情報をチェックして、自分に合った使い方を見つけていきましょう!
コメント