「どんなビジネスを選べばいいかわからない君へ」を読んで|副業から始めるスモールスタートでリスクを抑える起業術

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起業に興味はあるけれど、どんなビジネスを選べば良いか分からない。そんな悩みを抱えているあなたへ、村上学氏の著書『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』から、成功へのヒントを紐解きます。


 

成功への第一歩は「誰かの成功をなぞる」こと

 

成功している誰かのやり方を、空いているほかの市場でやる

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

これは、ビジネスを始める上で非常に有効な戦略です。全く新しいものを生み出すのは大変な労力がかかりますが、すでに成功しているビジネスモデルを参考にし、それをまだ競合が少ない市場で展開することで、成功の確率を高めることができます。

 

会社員を続けながら「副業」で感覚を磨く

 

もし現在、会社勤めしているなら、そのまま続けましょう。理想はすべてのリソースを起業に集中させることかもしれませんが、副業などスモールスタートで感覚を磨いてから本格的に起業したほうがリスクは抑えられます。

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

いきなり会社を辞めて起業に専念するのは、大きなリスクを伴います。まずは副業として小さくビジネスを始め、市場の反応や自身の適性を探ることが賢明です。副業を通じて得られる経験は、本格的な起業の際に貴重な財産となるでしょう。

 

古典を読むより「売上に直結する知識」を優先する

 

名経営者が「影響を受けた」と言って紹介したりするので、当然「読んでおこう」という気持ちになるのはよく理解できます。だからといって、時間を割いてわざわざ読む必要はありません。古典を読んでも売上に直結しないので、時間と努力のムダに終わります。

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

ビジネス書の中には古典と呼ばれるものも多くありますが、それらを全て読む必要はありません。それよりも、あなたのビジネスに直接的に役立つ、売上向上に繋がる実践的な知識を優先して学ぶことが重要です。


 

成功するビジネスを見つけるための2つの視点

 

どんなビジネスを選ぶべきか悩んだら、以下の2つの視点から考えてみましょう。

  1. 自分のモチベーションや強みとリンクしている

  2. 業界について知識・経験がある

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

 

①モチベーションと強みからビジネスを考える

 

時給・月給感覚に慣れた仕事のやり方ではモチベーションは続かず、苦しいときにがんばれないからです。泥臭い感覚かもしれませんが、お金に関係なく、自分を動かす動機を持つのが成功の鍵であり、それこそが次に考える自身の強みのヒントになります。

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

「お金をもらえなくてもやれる動機は何か?」「収支がマイナスになっても情熱を持てるか?」

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

お金のためだけでなく、心から情熱を注げること、そして困難な状況でも諦めずに頑張れる動機があるかどうかが、ビジネスを継続し成功させる上で非常に重要です。あなたの「好き」や「得意」の中に、ビジネスのヒントが隠されています。

 

②業界知識と経験を深める

 

業界の内情を知るなら、自分が正社員なりアルバイトなりで働いていたり、家族が関わっているのが最もてっとり早いです。業界内のネットワークが構築できますし、外からは見えないこまかいニーズを得られるようになります。

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

ビジネスを始める業界について、深い知識と経験を持つことは非常に有利です。実際にその業界で働いたり、関係者から話を聞いたりすることで、表面からは見えない顧客のニーズや業界の動向を把握できます。

 

「現場合わせ能力」を鍛える

 

ちなみに、現場合わせ能力をてっとり早く鍛えたいなら、海外への一人旅がおすすめです。海外旅行では不測の事態がたびたび起こり、そのときの最適解を見つけなければなりません。ベストではなく、ベターで判断する意思決定が身につくのです。

引用:『どんなビジネスを選べないかわからない君へ』村上学著

予期せぬ問題に直面した際に、その場で最善の解決策を見つける「現場合わせ能力」は、ビジネスにおいて非常に重要です。海外一人旅のように、普段とは異なる環境に身を置くことで、この能力を効果的に鍛えることができます。


 

まとめ

 

ビジネスの選択に迷ったら、まずは「成功しているビジネスモデルを参考に、競合の少ない市場で副業から始めてみる」ことを検討しましょう。そして、あなたが心から情熱を注げること、そしてその業界に深い知識と経験があるかを自問自答してみてください。これらの視点から、あなたにとって最適なビジネスが見つかるはずです。

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