腸活でパフォーマンスを最大化!ジョコビッチの食生活と哲学から学ぶ心と体の整え方

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2011年、テニス界の絶対王者ノバク・ジョコビッチは、まさに「プロテニス史上最高の一年」と呼ばれる驚異的なシーズンを送りました。グランドスラム3勝、43連勝を達成し、世界ランキング1位に上り詰めました。彼の言葉によると、この劇的な変化をもたらした唯一の要因は「食事」でした。彼は何を、どのように変えたのでしょうか?彼の著書『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』から、その驚くべき食生活と、彼を支える哲学を紐解いていきましょう。

 

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成功の裏にあった食の悩みと「小麦」との決別

 

かつてのジョコビッチは、ピザやパスタ、パンといったグルテンを多く含む食品を日常的に摂取していました。それが彼にとって「体が重くて、動きが鈍くて疲れやすかった」原因だったといいます。

私はまさにセルビア人のように(またアメリカ人のように)ピザやパスタ、パンなどのイタリア料理を、少なくとも一日数回は肉料理と一緒に口にしていた。そして試合中もこれでエネルギー補給になると信じて甘いスナックバーやその他の糖分が含まれた食べ物を口にして、これだけ練習しているのだからと近くのトレイにあるクッキーまで存分に食べていた。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

彼は、食事からグルテンを排除する「グルテンフリー」という選択をします。

小麦は消化機能を劣化させることがあり、胃酸逆流から潰瘍性大腸炎、その他の腹部機能不全を引き起こすことがあるのだ。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

「小麦製品は通常の白砂糖よりもはるかに速く血糖値を急上昇させてしまう」と彼は指摘し、グルテン反応が「体が重かったり、疲れたり、気弱になったり」する原因になる可能性に言及しています。

この「グルテンフリー」に加えて、彼は糖分と乳製品の排除を提案しています。

方法は簡単だ。まず2週間、食事からグルテンを排除する(のちにお読みいただくが、あなたが思っているよりも簡単だ)。その後、 2週間にわたり余計な糖分と乳製品を取り除き、体がどう反応するのか見るだけだ(爽快な気分になるはずだ)。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

彼の食事は、加工されていない野菜、豆、白身肉、魚、果物といったシンプルな食材が中心です。

私の食事はシンプルそのものになっている。野菜、豆、白身肉、魚、果物……こういった食物の大部分は天然であり加工されていない。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

ランチには、キノアやソバで作られたグルテンフリーパスタを、大量の野菜やオリーブオイルと混ぜて食べるのが定番だそうです。また、毎日スプーン2杯のマヌカハニーを摂取しているという意外な習慣も明かされています。

 

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食事だけじゃない、心と体を整えるルーティン

 

ジョコビッチの強さは、食事だけでなく、日々のルーティンによって支えられています。

起床後、まず一杯の水を飲むのが彼の習慣です。

私がベッドから出て真っ先に行なうのが、グラス一杯の室温の水を飲むことだ。それまで8時間にわたり何も飲まずにいるので、体は機能し始めるために水分補給を必要としている。水は肉体の修復プロセスにおいて必要不可欠なものだ。水分補給が不十分だと、体調維持に大きな支障をきたすことになる。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

また、彼は東洋医学の考え方を取り入れ、体の各臓器が活発に動く時間帯を意識しています。

▼大腸:午前 5─7時。起きてすぐに水を飲むのが大切なのは、この時間帯に大腸は体内の毒素を排出しようとするからだ。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

▼胃:午前 7─9時。胃が一番活発に動いているのはこの時間帯なので、朝食をとるには最高の時間帯なのだ。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

睡眠中も、肝臓や肺がデトックスしていると彼は考えており、質の良い睡眠の重要性を語っています。

▼肝臓と胆嚢:午後 11時─午前 3時。睡眠に難があるとすれば、食べ物に問題がある可能性があるという意味だ。もしこの時間帯に寝つけないとすれば、肝臓が体内の毒素を排除するためにフル稼働していると考えられる。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

さらに、彼はメンタル面のケアにも力を入れています。瞑想や、自身を支える家族や愛といった「本当に大切なもの」を思い出すこと、そして「前向きであれ」という原則を掲げています。

私は極度の緊張に襲われたとき、何か気に食わないことがあるとき、イライラしたとき、そういうときにはいつも育った環境を思い出し、考え直す。そして、本当に大切なものは何か思い出す。家族であり、楽しみであり、喜びであり、幸せであり、そして愛だ。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

私が一種の宗教として守っている4つの原則、 ①ゆっくり、意識的に食べよ。 ②肉体に明快な指示を出せ。 ③前向きであれ。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

彼は、ネガティブな感情が水に悪影響を与えるという話を紹介しており、心の持ち方が体にも影響すると考えています。

ある研究者が2つのコップに同じ種類で同じ分量の水を 1杯ずつ入れる。片方のグラスには、ポジティブなエネルギーを伝えた。愛、喜び、幸せ、人生におけるあらゆる善だ。  そしてこの研究者は、もう一方のグラスにあらゆるネガティブなエネルギーを吹き込んだ。怒り、恐れ、敵意といったものだ。要はグラスに対して呪いをかけたのだ。  そして彼は両方のグラスに入った水をそのままにして数日間放っておいた。  この2つの水の数日後の違いはあまりにも大きかった。後ろ向きの考えを吹き込んだ水は緑にくすみ、まるで藻か何かが水中に発生しているようだった。もう片方のグラスは数日経った後でも透き通ったままだったのだ。

引用:『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』ノバク・ジョコビッチ著

ジョコビッチの哲学は、単に食事を変えるだけでなく、心と体の両面から自分自身を見つめ直し、最高のパフォーマンスを発揮するためのものだと言えるでしょう。彼の成功の秘訣は、食と心、そして日々の習慣の調和にあったのです。

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